「メメント・モリ」爆誕! ライバル物語発進!:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載19 (2/5ページ)
本当、将来的には店長になってほしいなって願っちゃうくらいなね。
だけど私たちはアイドルカフェじゃないですか? 超優秀なキャストさんも素晴らしいけど、そういう子がさらに新たなステージへと足を踏み入れていく様をお見せする場じゃないですか?
そうしたらね、天国うさぎがぐんぐんとお店でキャストとして活躍しはじめた頃、同時に『2ねん8くみ仙台』からの新ユニット『ふぁんしーどりーみー』(貴咲えみり・星宮さら・紅薔(Alice)もも)もがんがんライブ活動をスタートさせて、大きく目立ってきたんです。
そんな「ふぁんどり」を目の当たりにして、うさぎは「私もお店のことだけじゃなく、本格的にアイドルをやってみたい……!」と考えるようになったみたいでした。
そこに、桜宮るいが現れます。るいは元々バンギャで、バンドのボーカルをやっていた、歌える子なんです。自ら、「アングラの世界からこんにちは」なんて言っちゃう、個性的な女の子。
このるいも、「ユニットやりたい! また歌いたい!」って、うさぎに共感して。
そして、姫里恋那(ひめりここな)。
恋那は幼いころからアイドルが大好きで、中学生の時にはなんと親御さんに内緒でAKB48さんのオーディションを受験してたりしてた子なんです。(ちなみに親の承諾ないとダメよ!)
けど受からなくてね(まぁ合格できる人は本当に一握りですから)、アイドルの夢をあきらめてしまってたと。だけどその後に、『あいどるかふぇ 2ねん8くみ』に出会ってしまったていう。
「アイドルカフェで働けるのはすごく嬉しかったんです。でも〝ステージに立ちたい、ライブに出たい〟って自分から言いだすのは恥ずかしくて……」
ずっとアイドルに憧れてたから、逆にハードルが上がりすぎていたのかもしれないね。
「だからみんなから〝ライブ、一緒に出ようよ〟って誘われたときは内心めっちゃ嬉しかったです!」
そんな、天国うさぎ・桜宮るい・姫里恋那の3人が「私たち、ユニットやりたいです! やらせてください!」ってなったのは、やっぱり『ふぁんしーどりーみー』に大いに刺激されてのことみたいでした。