こんな映画館がもっと日本中に拡がるといい!だれもが一緒に映画を楽しめる日本初のユニバーサルシアターCINEMA CHUPKI TABATA での上映が始まります (3/5ページ)

バリュープレス

病理学と腫瘍学を専門とする樋野教授は、現場と患者の間にある“隙間”を埋めるべく、悩みや不安を軽減するための対話の場として、2008年に「がん哲学外来」を開設。医学としてのがんを学びながら、がんに哲学的な思考を取り入れていくという立場を追い求めました。


樋野教授の考えに共鳴した医師や患者たちが「がん哲学外来」の実践の場として「がん哲学外来メディカル・カフェ」を開設。やがて全国に拡がっていきました。


映画はカフェを開設して元気に生きる4人の人生を追います。乳がんを経験して自分の生きる使命に気づいた女性、大病院でがん哲学外来を実践する外科医、乳がんを体験して地域の人々と悩みを分かち合うシングルマザー、脳腫瘍を経験した高校生は、病の子供たちのために役立ちたいとカフェを運営。それぞれが、それぞれの立場で言葉の処方箋を投げかけあい、生きる力を作りだしていきます。


映画の監修も務めた樋野氏は公開初日(5月3日)の挨拶で、「がん哲学外来が時代的な要請を背景に広がったように、この映画も時代や社会が必要としているのだと思います。花を上から見るのではなく、花と同じ目線で見るような視点で作品を撮っているところがこの映画のよさだと感じます」と語りました。


また、実際に映画をご覧になったお客様からは、次のような感想が寄せられています。


「出演者の皆さんが樋野先生の言葉を胸に、前に進んでおられる姿に感動しました。私も何ができるのか考えてみたい」(60代、女性)


「映画に登場する人たちの笑顔がよかった。がんや病気をどう受け止めるかでその後の生き方が大きく変わることを教えられました」(70代、男性)


【登場人物】

・樋野興夫(ひの おきお)

1954年、島根県生まれ。順天堂大学医学部病理・腫瘍学 教授、順天堂大学国際教養学部 教授(兼任)、一般社団法人がん哲学外来 理事長、「がん哲学外来市民学会」代表(撮影時のプロフィール)2019年3月をもって、65歳の定年退職を迎える。

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