もうすぐ富士山の山開き!その山頂にお住まいの神様は「木花之佐久夜毘売」…読めますか? (2/3ページ)

Japaaan

花の命はなぜ短い?日本の神話と歴史が記された「古事記」に伝わる花嫁たちのエピソード

しかし、『古事記』では浅間大社の御祭神を「浅間大神(あさまのおおかみ)」と呼んでおり、それが木花之佐久夜毘売であると見なしたのは江戸時代ごろと言われています。

昔、浅間は「せんげん」でなく「あさま」と読まれ、これは浅間山などがそうであるように「火山」を意味する古称で、木花之佐久夜毘売が炎の中で三つ子を出産したエピソードとも深い関係がありそうです。

伊豆国一宮・三嶋大社。今も愛娘の幸せを見守る。

ちなみに、父である大山津見神は富士山の南東に位置する伊豆国一宮・三嶋大社に鎮座しており、尊い方に嫁いだ大切な娘を、誰よりも高く、天に近い場所に住まわせて、自分は一歩下がった場所で暖かく見守る父親の愛情が感じられます。

終わりに

かつて、富士山には七つの登山道があり、それぞれ麓の入り口には、古くからの由緒ある浅間神社が鎮座しています。

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