日ハム・斎藤佑樹「もらって」「イヤ!」巨人にも見捨てられてファイナルカウントダウン

週刊実話

 巨人と日本ハムの間で去る6月26日、2対2の複数トレードが成立した。巨人からは吉川光夫投手と宇佐見真吾捕手が、日本ハムからは鍵谷陽平投手と藤岡貴裕投手が、それぞれ相手球団へと移籍。しかし、今回のトレードは、交渉過程で“ハンカチ王子”斎藤佑樹の名も囁かれていた。

 「吉川は2016年オフにトレードで巨人に移籍したので、3季ぶりの古巣帰還。復帰登板が早く決まったのは悪いことではありませんが、先発ですからね…。吉川は昨年オフ、原辰徳監督から救援転向を打診され、それに合わせた調整を続けてきました」(スポーツ紙記者)

 先発と救援では、調整法も筋肉の作りも異なるという。先発は長いイニングを投げるのでスタミナ、救援は短いイニングだが、連投もしなければならない。先発をマラソンに例えるとしたら、救援は短距離走を何本も走り抜く瞬発力と回復力が求められる。

 異なる調整法を続けてきた吉川を先発マウンドに送り出す理由は1つ。予定していたピッチャーがいなくなったからだ。
「開幕からローテーションを守ってきた上沢が故障し、吉田輝星も腰の張りを訴え、二軍で再調整することが決まりました。上沢がいなくなり、吉田に無理をさせられないとなると、先発経験のあるピッチャーは、斎藤と中村勝くらいしか残っていません」(球界関係者)

 斎藤は5月半ばに一軍登録を抹消されて以来、二軍で中継ぎ登板を続けてきた。栗山英樹監督の選択肢の中には、斎藤の名前もあったはず。また、二軍で頑張っている姿は、巨人の二軍首脳陣も見てきた。

 トレードの交渉に臨んだ巨人編成員も「斎藤はどう? 使えそう?」の質問を、二軍首脳陣にぶつけたと思われる。
「チャンスを待つ斎藤よりも、見切り発進の吉川の方がいいと見たわけです。『斎藤よりも』の判断は、巨人側にもあったようですね」(同・関係者)

 “崖っぷち”の言葉が似合う斉藤だが、今回のトレード過程で出た「いらない」の声を発奮材料に変えてほしいものだ。その前にココロが折れてしまわなければいいのだが…。

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