田端到×亀谷敬正 夏競馬ガチ儲け対談(2)ハーツクライ産駒は新潟で好走する! (1/2ページ)

Asagei Biz

田端到×亀谷敬正
田端到×亀谷敬正

田端 では、ローカル3場の狙い方にいきましょう。まず新潟ですが、芝の外回りコースの直線は日本でいちばん長く、トニービンの血を持つ馬が強い。

亀谷 種牡馬で言えば、ルーラーシップ、ハーツクライ、ジャングルポケット、カンパニーなどですね。

田端 はい。その中で私が特に注目するのは、ルーラーシップ産駒。これまでもキセキ(菊花賞)やグロンディオーズが夏の新潟芝2000メートルの特別戦を勝って菊花賞へ向かった。

亀谷 今年の新潟大賞典(芝2000メートル)も同産駒のメールドグラースが勝ちましたしね。あと、同産駒の特徴として、3歳馬は腰に力がついてくると、そこからまた一段と強くなる。キセキも最初は差し馬だったけど、成長してから先行できるようになりました。

田端 そうだね。だから、この時期から上昇する3歳馬や4歳馬の同産駒を芝1600メートルや2000メートルで狙いたい。内回りだけど芝2200メートルでもいいと思う。

亀谷 7月30日にディープインパクトは亡くなってしまいましたが、僕が狙いたいのは、そのディープインパクト産駒の牝馬です。そもそもディープ産駒の古馬は、牝馬のほうが走るんです。GⅠを2勝しているのも牝馬だけですし、「夏は牝馬が強い」ですからね。

田端 確かに。簡単でいいね。昨年の関屋記念もディープ産駒の牝馬プリモシーンが勝った。

亀谷 その時はディープ産駒が5頭いて、うち牝馬が3頭。その牝馬3頭で1〜3着しましたから(2着ワントゥワン、3着エイシンティンクル)。

─今年は、オールフォーラヴ、サラキア、ディメンシオン、フローレスマジックが該当します。

亀谷 「ディープ牝馬は夏の新潟で優秀」なので狙い目ですね。あと、「ハーツクライ産駒は新潟で好走する」というのもあります。

田端 ハーツクライの母アイリッシュダンスは、夏の新潟芝1600メートル(条件戦)を連勝した翌年、新潟大賞典と新潟記念(ともに芝2000メートル)を勝っている。

亀谷 実に簡単な狙い方ですけど、実際、結果が出ていますからね。

田端到(たばた・いたる)62年生まれ。競馬ライター、コラムニスト。

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