「雷に打たれると異能に目覚める」は本当か?雷に打たれた後特殊能力を身に着けた3つのケース (1/4ページ)
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「雷は同じ場所に二度落ちない(Lightning never strikes twice)」――アメリカにはこんな諺がある。同じような悪いことは起きないという意味だ。
元になったのは、ハミルトン・マイヤーズの『Thrilling Adventures of the Prisoner of the Border』という小説に登場する人物がいった「雷は同じ場所に二度落ちないさ、おそらく砲弾もね」というセリフだ。
砲弾についてはそうかもしれないが、雷については修正したほうがいいかもしれない。一生のうちにいくどか雷に打たれた人の話がたくさん伝わっているからだ。
そしてもう一つ、「雷に打たれると異能に目覚める」という噂がまことしやかに囁かれている。ここでは実際に雷に打たれた後、奇跡の生還を遂げ、そればかりか特殊な力を身につけたとされる3つのケースを見ていこう。
・1. 電気に強い体となり人間避雷針となった男性
おそらく一番有名なのはロイ・サリヴァンだろう。アメリカ・バージニア州の公園監視員だった彼は、1942~1977年の間に7回も雷に直撃し、「人間避雷針」と呼ばれた人物だ。この記録のおかげでギネスブックにも載っている。
もちろん滅多にあることではないが、雷は同じ場所に落ちるのだ。そうした悪運もなかなか興味深いが、何度雷に打たれることで、電気に対する耐性を身に着けたのかもしれない。