かつて南極に、人間を超える大きさのメガペンギンが存在していた(アルゼンチン研究) (1/2ページ)
かつて、人間を超えるレベルの巨大なペンギンが南極大陸近くの小さな島、シーモア島を闊歩していたという。
新たに発見された化石から、身長2メートル、体重115キロもある巨大ペンギン、コロイデスペンギン(Palaeeudyptes Klekowskii )が、3700~4000万年前に生存していたことがわかった。
コロイデスペンギンは、現在のペンギンよりも深く潜ることができ、40分も水中に潜って狩りをすることができただろうと言われている。彼らは当時はもっと暖かい気候だった南極大陸沖のシーモア島で、10~14のほかの種と一緒に暮らしていたと推測されている。
巨大ペンギンイメージ図
アルゼンチンのラプラタ博物館が、巨大ペンギンの羽の骨と、くるぶしとつながった足の骨である附蹠(ふしょ)骨を発見した。
これが9.1センチもあったため、2メートル前後という身長を割り出した。これはペンギンの足の骨としては世界最大で、現在では絶滅してしまった巨大ペンギンであることが明らかである。