大手名門塾で国語講師として活躍した中学受験専門カウンセラー、金子香代子さんの初著書『中学受験 金子式「声かけメソッド」最速の国語読解力』を刊行<8月22日> (2/4ページ)
■なぜ国語の点数がとれない?3つの「ない」が原因!
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1. そもそも文章を読んでない
解けないのでなく、読んでいないのです。「読書量」は関係ありません。読書と読解は別ものです。読書は好き勝手に主観的に読めばいいのですが、読解は好き勝手に自分の感想で読み解くものではないのです。
2. 文章の読み方を知らない
物語、説明文、どんな文章であっても、文章は論理的なつながりで書かれています。「文章中の各部分がどのような関係でつながっているのか」といった文章の構造を理解し、構造を発見できる「読み方」を身につけることが大切です。
3. 国語の振り返り方がわからない
振り返りをする際に大事なこと。それは、子どもが考えた道すじを口に出して言わせることです。
【声かけ】
(1)「この問題で問われていることは、なに?」
条件確認。設問の情報を整理させます。たとえば、「なぜか?と書いてあるから、理由を聞かれているんだね」と一緒に確認しながら進めることも有効です。
(2)「どうして、その答えにしたの?」
自分の答えまでの道すじをアウトプット。子どもがどのようにして考え、答えにたどりついたのか、考えた道すじを「自分の言葉」で言わせてから、次に進めます。
■物語文の読解に効く「2つの声かけ」
お子さんが実際、どのように物語文を読んでいるのか、読めているのか、すぐにチェックできる「声かけ」を紹介します。今日から早速、実践できる「声かけ」の方法です。