【世界の市場】オーストラリア・シドニーの「ハイマーケット・パディーズ・マーケット(Haymarket Paddy’s Market)」とは? (1/2ページ)
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たくさん人が住む場所にはおいしい市場があり、その地域や国の名物がその市場から生まれています。
例えば、日本には世界的にも築地市場やフグで有名な山口の唐戸市場があり、世界に目をやれば、イギリス・ロンドンにはロンドン最古のフードマーケット「バラマーケット(Borough Market)」や、カナダ・トロントにある200年以上の歴史を持つ市場「セントローレンス市場(St.Lawrence Market)」、ポルトガルのポルト市民の台所「ボリャオン市場」など、世界的に有名な都市には、その都市の生活を支える市場があります。
今回はそんな世界の街にある市場の中から、オーストラリア、シドニーのマーケットをご紹介しましょう。
それが、シドニー・ハイマーケット地区のパディーズ・マーケット(Paddy’s Market)です。
ハイマーケット地区のパディーズ・マーケットの始まりはなんと1834年。
ニュー・サウス・ウェールズ州知事リチャード・バークが市場の場所をハイマーケット地区に移したことによります。
市場がオープンした当時は家畜用の干し草や穀物が取引されている市場で、市場周辺ではサーカスやカーニバルが開かれるほど多くの人々が集まる場所でした。