８月１２日、元ＳＭＡＰで、現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎（４５）が手掛ける飲食店がオープンすることが発表された。

　１０月４日、東京・銀座にオープンするのは、カフェ＆レストラン「ＢＩＳＴＯＲＯ　Ｊ＿Ｏ」と「Ｊ＿Ｏ　ＣＡＦＥ」で、稲垣は両店のディレクションを担当。メニューやワインの品揃えなどを考案するという。

「ＢＩＳＴＯＲＯ　Ｊ＿Ｏ」と「Ｊ＿Ｏ　ＣＡＦＥ」のテーマは「ＨＩＴＯ－ＲＩ－ＥＡＴ」（ヒトリート）。「誰もがその日の気分で好きな料理を選べる場所（ＨＩＴＯとＥＡＴ）」と、「おひとり様でも楽しめる空間（ＨＩＴＯＲＩとＥＡＴ）」を目指す。

　稲垣は、カフェ＆レストランオープンにあたって、「食を通じてお客様が笑顔になれるような、僕自身のこだわりが詰まったお店になればいいなと思います。僕の夢がひとつかないます」とコメントしている。

「稲垣が手掛けるカフェ＆レストランには、香取慎吾（４２）による作品をはじめとする、新進気鋭のアーティストの作品も展示されることになり、カフェ好きの草なぎ剛（４５）が、店舗づくりのアドバイスをするといいます」（女性誌記者）

　また、稲垣をサポートするのは、『ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ』（フジテレビ系）の人気コーナー『ＢＩＳＴＲＯ　ＳＭＡＰ』（ビストロスマップ）で、２０年間にわたって料理指導として携わってきた「服部栄養専門学校」だ。

「長年、ＳＭＡＰの料理を支えてきた強力なサポーターと稲垣のタッグですから、今からオープンが楽しみですね。ただ、奇しくも時期を同じくして、ジャニーズ事務所に残留した木村拓哉（４６）がシェフを演じるドラマ『グランメゾン東京』（ＴＢＳ系）がスタートするというから、因縁めいたものがありますよね」（前出の女性誌記者）

　ＴＢＳの『日曜劇場』枠で１０月期にスタートする、木村拓哉が令和最初の主演を務めるドラマ『グランメゾン東京』。

　木村が演じるのは、パリに自分の店を持ち、二つ星を獲得しているカリスマシェフ。しかし、ある重大事件が起こり、木村は店も仲間もすべて失ってしまう。苦境の中で木村は、鈴木京香（５１）演じる女性シェフと出会い、三つ星レストランを作るべく、もう一度夢に向かって立ち上がる、というヒューマンストーリーだ。

「ドラマは、フランス・パリにある実在の三つ星レストランでも撮影をしているといいます。『ビストロスマップ』では、毎週のように料理の腕前を披露していた木村ですから、ドラマでも一流シェフ役を見事に演じるのではないでしょうか」（制作会社関係者）

■負けず嫌いの木村、自分の世界に生きる稲垣

　昨年４月、『ビストロスマップ』の料理指導を、２０年以上にわたって担当してきたフードコーディネーターの結城摂子氏が『女性自身』（光文社）のインタビューに応じている。

　１９９６年４月に始まった『ビストロスマップ』。コーナー開始当初は、木村、稲垣、草なぎ、香取の４人とも、ほとんど料理をしたことがなく、包丁の持ち方もおぼつかなかったという。

　結城氏は『ビストロスマップ』での木村について、オーソドックスな料理にこだわりをみせたと語り、また、「対決に負けると本気で悔しがっていました」と明かした。

　一方、１０月にカフェ＆レストランをオープンする稲垣については、自分の世界観に生きていて、「人の話を全然聞いていなかったり（笑）。“このワインと合う料理は？”とよく話しかけてくれました」と、当時の様子を回想している。

「木村は負けず嫌い、稲垣は自分の世界に生きている、とＳＭＡＰそれぞれの性格が分かりやすく出たコーナーが『ビストロスマップ』だったのかも知れませんね（笑）。木村、稲垣、草なぎ、香取がトーナメントで争う『ＢＩＳＴＲＯ　ＫＩＮＧ決定戦』が、１９９６年から２００４年まで全９回行われましたが、優勝回数は木村が４回、稲垣が３回と、ほとんど２人が優勝していました。

　それだけ、木村と稲垣の料理の腕前がいいということですが、１０月からは木村がドラマで、稲垣がリアル店舗で、“ビストロスマップ代理戦争”とも言うべき戦いが見られそうです。木村はカリスマシェフを演じるということで数々のフランス料理を、稲垣は好物のワインに合う料理をいろいろ提案してくれるのではないでしょうか」（前出の制作会社関係者）

　稲垣が手掛けるカフェ＆レストラン、そして木村主演のドラマ『グランメゾン東京』、どちらも１０月のスタートが楽しみだ！