「家から出たくない人」の本当の心理 (2/3ページ)
◇(5)やる気が出ない
家にいても何事にもやる気が出ないという心理状態です。
感覚としては「鬱鬱としている」という感じです。
そのほか、だるさ、眠っても疲れがとれない、頭痛などの身体症状を伴う場合もあります。
■家から出たくない理由
それではなぜそのような心理状態になってしまうのでしょうか。
ここからはその理由で代表的なものをあげて解説していきます。
◇(1)ストレスフルな日常
ほとんどの方は家から出ないといってもそれは休日だけのことで、仕事のためには外出できていると思います。
しかし、その仕事で大きなストレスを感じて心身が疲れきってしまうと、休日に外に出てプライベートを楽しむ余力がなくなってしまいます。
本来仕事はプライベートを充実させるためのツールのひとつですが、その仕事によってプライベートが楽しめないという本末転倒な状況になってしまっています。
◇(2)家で過ごすことが好き
自分の趣味が家で完結することである場合、「家から出たくない」という理由ではなく、「家で過ごしたい」という前向きな理由から家で過ごすことになります。
現代はネット環境の発達によって家でもいろいろなことが楽しめるようになったため、このような人が増えています。
◇(3)疾患
「家から出たくない人の心理」の部分の(5)やる気が出ないという心理状態になっている方に多い理由です。
こうした心理状態に加え、睡眠がうまくとれない、鬱鬱とする、頭痛、胃腸不良といった心身の不快症状があったり、「以前は楽しいと思えていたことが楽しいと思えなくなった」という自覚があり、またそれが2週間以上続いていたりする場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
■家から出たくないときの対処法
それでは、ここからは「引きこもりたくないのに家から出たくない」という心を外に向けるために心がけていただきたいことをお伝えします。