ヒョウ?ヤマネコ?それともUMA?イギリスでミステリアスな大型ネコ科っぽい生物の姿がとらえられる。 (3/4ページ)
後にネットを検索したカップルは、似たようなネコ科生物が存在することを発見した。
それは、イギリス全土では絶滅危惧種となっており、現在は最も希少な哺乳類とされるヤマネコで、ハイランド・タイガーとも呼ばれている「スコティッシュ・ワイルドキャット(Scottish wildcat)」だ。
image credit:Edwin Godinho/shutterstock
・絶滅危惧種のスコティッシュ・ワイルドキャットなのか?
スコティッシュ・ワイルドキャットは2018年の時点で、野生には35匹前後の生存が確認されている。トラ猫のような縞模様だが、イエネコの倍の大きさで毛が濃く尾が短いのが特徴だが、カップルの撮影した映像では、尻尾の長さまで確認することはできない。
スコティッシュ・ワイルドキャットは、かつてイギリス全土で一般的に目撃されていたが、イングランド南部では16世紀に絶滅し、19世紀半ばまでにはウェールズや、イングランド北東部に生息地域が減少。
更にそれ以降は、スコットランド西部と北部までにその範囲が激減し、1915年までにはスコットランド北西部のみの生息となっていることが調査で確認されている。
つまり、もしカップルがケンブリッジシャー州で目撃したのがスコティッシュ・ワイルドキャットだとすれば、現在ではスコットランドのハイランド地方にしか見られない可能性が高いとされるだけに、それはそれで謎である。