釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 神奈川県葉山町・森戸海岸産スガイ (1/2ページ)
あ〜、楽しい時間はあっという間ですねぇ…。あれだけ待ち焦がれた夏休みも、もう終わってしまいました。40歳をすぎたオッサンですが、小学生気分が抜けず、夏の終わりは実に寂しいものなのです。
さて、前回までは離島で夏休み気分を満喫しておりました。ただ、この夏にやり残したことが1つ。「海岸視察」です。
自然というのは四季折々、様々な表情を見せてくれます。釣りにおいても「その時期を逃すと、また来年までおあずけ」という魚は珍しくありません。件の「海岸視察」もこれと同じ。夏休みが終われば、また1年待たねばなりません。
「今のうちに目に焼き付けておかねば! 早く行かねば終わってしまう!」
何かに急かされるように向かった先は、昭和の大スター・石原裕次郎が愛した神奈川県・葉山町。東京からも近く、夏休みには多くの海水浴客で賑わいます。
「もう夏休みも終わったし、海辺の賑わいも失せてしまっているかも?」
そんな不安を胸にJR逗子駅に降り立つと、いましたいました そんないかにも海に向かいそうな出で立ちの人々にまじって、海岸廻りの路線バスに乗り込みます。
海が見える側の窓際のベストポジションを狙って着席。街中を縫うように抜けたバスは、やがて海岸沿いの道路に出ました。
いましたいました♪ 歩道にも水着のオネイサンやカップルが行き交っており、安心と胸の高鳴りが共存する不思議な状態に襲われます。落ち着け、オレ!
ひなびた狭い海沿いの道をバスは進み、やがてお目当ての森戸海岸に到着。砂浜は期待どおりの賑わいで非常によい雰囲気。さっそく視察を始めましょう。
しかし、アレですね、この水着というヤツは、もはや下着も同然ですな。街中では完全にアウトなのに、夏の砂浜では下着(みたいなの)姿が普通なんですから、たまりません。
海岸の常識は世間の非常識、なんつって、グヘヘヘ。興奮しすぎて、自分でももう何を言っているのか分からなくなってきました。
★目的を完遂し晩の肴獲りへ
と言いつつ、決して水着姿のオネイサンを見に来たのではありません。釣り場としての状況を見に来ているのです。