実は危険。「映画館デート」の意外なデメリット (3/4ページ)
わざわざ楽しんでいる相手に対して「つまらなかった」なんて言って、水を差す必要はないでしょう。
仮に百歩譲って「つまらない」と口にしてしまったとしても、相手が「感動した」と言っているのであれば、会話のテーマを変えるなどさまざまな対処法があったはずです。
そうにもかかわらず「感動した、つまらなかった」と自分の主張を押し通すような議論をしてしまうのは、あまり褒められたものでは御座いません。
相手が感動したと言っているのであれば「そうなんだ、それはよかった(俺はつまらなかったけど、相手が楽しんでるならまぁいいか)」というスタンスを取ればいいのです。
さらに千歩譲って議論になってしまったとしても、お互いに意見を言い合って話を盛り上げればよかったでしょう。
意見が同じ相手としか盛り上がれないというのは、いくらなんでも狭量すぎると言わざるをえません。意見が食いちがったのであれば食いちがったなりに「感性がちがう」という部分を楽しめばいいのです。
一緒にデートをしていれば、意見が食いちがうことなど日常茶飯事。その度に喧嘩をしているようでは、まともな人間関係など構築できるはずもありません。
むしろそういう意味では、今回のように「意見が食いちがったとき」に楽しめるかどうかということは、恋愛相手を見極める上で非常に効果的な方法でしょう。
意見が同じときに会話が盛り上がるのは当然の話。
ですので、意見が食いちがったときにも会話が楽しめるかどうかで、相手との相性を見極めるべきでしょう。
そういう意味では、今回のデートは「相性の悪い相手を見極めることに成功した」と言えるのだと私は思います。
映画デートはたしかにあまりオススメできないデートでは御座いますが、何も絶対にダメというレベルの話では御座いません。
今回のデートでご質問者さまに問題点があったとすれば、「相手選び」くらいなものでしょう。