母を失った子犬、シリアのキャットマンに救われ、猫の聖地で幸せな生活を取り戻す (1/4ページ)

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母を失った子犬、シリアのキャットマンに救われ、猫の聖地で幸せな生活を取り戻す
母を失った子犬、シリアのキャットマンに救われ、猫の聖地で幸せな生活を取り戻す

image credit:House of Cats Ernesto in Aleppo

 内戦勃発から8年の時を経たシリアでは、これまで多くの人々が尊い命を失い、また避難のために国を去って行った。

 現在、壊滅状態といっていいシリアの北部アレッポ。しかしここには、危険と背中合わせの状態であるにも関わらず、取り残された猫たちを保護し“猫の聖地”を築き上げた「キャットマン」と呼ばれる男性がいる。
  


 2011年から始まった「キャットマン」の保護活動による救いの手は、今や猫だけに限らず、助けを必要とする犬や人間の子供たちまで差し伸べられており、現在も施設ボランティアスタッフたちは、シリアの街中で取り残された犬猫たちの救助に奔走している。

 そんな中、一匹の子犬がスタッフにより救助され、猫の聖地へと保護された。

 母親のいない状態で発見されたその子犬は、多くの猫たちや他の救助犬に囲まれて元気を取り戻し、現在は幸せに暮らしていることが伝えられている。
・軽油まみれで汚れた孤児の子犬が救助される

 2018年6月、猫の聖地の救済ボランティアスタッフは、アレッポの荒れた街で軽油の入った樽の中に、一匹の子犬を見つけた。

 なぜ、その子犬がたった一匹でそんな場所にいたのかは不明だが、周りに母親がいない様子だった。

 猫の聖地のためのボランティアとはいえ、困っている動物を見捨てることを決してしないスタッフは、子犬を保護して猫の聖地へと連れ帰った。
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