愛しているから束縛する、なんてことは本来ありえないことです。 (1/2ページ)
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恋愛アップデート計画
こんにちは、あなたの恋愛をアップデートするコラムニスト、川口美樹です。
今回取り上げるテーマは「束縛」についてです。
恋人のことなのだからなんでも知っていて当然とばかりにスマホの中身を覗こうとする彼女、自分に自信がないばかりに他の男性と会話をするだけで嫉妬する彼氏。
いろんな束縛の形があると思いますが、中には束縛を「嬉しい」と感じている女性がいるようです。
束縛を感じて嬉しく思う人の心情としては、
・愛されていると感じるから・自分も好きな人に束縛してしまうので共感できる・必要とされて頼られている感じが嬉しい・逆に放置されても不安になる
といったものがあげられるようです。つまり、束縛している=自分のことが好き、という感情の裏返しだと思っているということですね。
しかし、愛しているからこそ束縛している、本当にそんなことがありうるのでしょうか?
私には、愛しているから相手のことを束縛する、という論理は前提から破綻しているようにしか思えないのです。
愛しているということは、その人の存在そのものを肯定しているということです。その人がどんな考え方を持とうと、どんな行動を取ろうと、その全てを受け入れる。それが愛です。
一方束縛するということは、相手の考え方を否定し、相手の行動を制限しコントロールすることです。
この時点で、愛情と束縛は対極にあることがわかっていただけるのではないかと思います。
そう考えると束縛されて嬉しいと感じる人は、愛について何かを誤解しているのかもしれません。
・頼られている?
いいえ、頼られているのではありません。あなた以外に自分のことを認めてくれる人がいないので、その埋まらない心をあなたで埋めようとしているだけです。