人間の胎児の手足にトカゲのような筋肉があることが3D撮像スキャンで明らかに(米研究) (3/4ページ)
赤ちゃんの足の筋肉image credit:RUI DIOGO、NATALIA SIOMAVA AND YORICK GOTTON
研究グループのルイ・ディオゴ博士によると、親指には他の指よりもかなり多くの筋肉がついており、これによって緻密な動きが可能になっていると話す。
もしかしたら他の指にもそうした筋肉がついていたのかもしれないが、そこまで使われないために失われてしまったのかもしれない。
ところが、一度ゲノム(遺伝情報の全体・総体)によって発現した特徴を完全に消し去るのはそう簡単ではないということらしい。
今回の研究によって、人の発達プロセスはこれまで理解されていた以上に複雑であることが明らかになった。
さて、私たちは他に何を失っているのだろうか? それともやはりレプティリアンの陰謀、とでもいうのだろうか?
この研究は『Development』(10月1日付)に掲載された。