「どんなに好きでも一緒に住んじゃダメ!」な4つの理由 (2/2ページ)
たとえば、洗面所・トイレ・風呂の使い方、服や持ち物の片付け、起きる時間と寝る時間、ネットやゲームで遊ぶ時間など、ふつうにつき合っているだけなら気にならないことも、「気に入らない」「気が合わない」と感じてしまいがち。
もともと性別が異なる上に、別々の環境で育ち、生活してきた以上、思っているよりも違うことばかりなのです。■4.逃げられないのはむしろ女性
上に書いたような、彼の“ダメ男”化、愛情が減る、ケンカが増えるなどの状況に陥ったとき、お互いに「逃げ場がない」のが同棲のつらいところ。同棲を解消するのは労力・金銭の両面で負担が大きい上に、そのまま別れてしまうカップルも多いだけに、身動きが取れず苦しむ女性をよく見かけます。
ふつうのカップルは適度な距離感がある分、「マンネリ」や「ケンカ」とごまかしながらつき合い続けることができますが、同棲中のカップルはごまかしが効きません。
特に男性は「もっと好きな人ができたら出て行こう」と気楽に考えている人も多いので、女性だけが損をしてしまうケースが多いのです。
同棲を望む女性は「その流れでいつか結婚したい」と考える人も多いのですが、男性たちは気楽な環境に慣れてしまうと、「手続きやあいさつが面倒で、責任が重い結婚をしたいとは思えない」と感じるようになってしまいます。
つまり、女性にとってのゴールが結婚であるのに対して、男性にとってのゴールは同棲ということ。
実際、コンサルタントの私は、「同棲したことで結婚が遅れた」「むしろ門限がある女性の方が結婚は早い」というケースを数えきれないほど見てきました。
だからこそ、恋人から「同棲する?」と持ちかけられたときは、すぐに決断しないようにしましょう。「好き」という気持ちだけで突っ走ると、必ずと言っていいほどその反動で悩むことになるので、いったん冷静になって時間をかけながら考えて欲しいと思います。
(木村隆志/ハウコレ)