【訃報】餌のつもりが友達に トラと友情を築いたヤギが体調悪化で死亡(ロシア) (1/6ページ)
image credit:safaripark25ru/Instagram
ロシア極東ウラジオストク郊外にあるサファリパークで飼育されていた1頭のヤギが、11月5日死亡した。5歳前後とみられている。
ティムールと名付けられたこのヤギは、餌として同サファリで飼育されているシベリアトラのアムールに与えられたものの、そのまま友情を育んだとして有名になった。
11月8日、サファリパーク園長によりティムールの死亡を発表。死因は自然死であると告げたが、実際には過去のアムールによる攻撃が原因で健康状態が悪化したためとみられている。
2015年以降、トラとヤギのユニークな友情物語は、世界各地で報じられただけに、今回のティムールの死はファンに大きなショックを与えたようだ。
Умер друг тигра Амура - козёл Тимур
・2015年に始まったトラとヤギの友情物語
ウラジオストク郊外のサファリパークでシベリアトラとヤギの物語が始まったのは2015年。このパークでは、ヤギを生きたままトラの囲いに投げ入れ捕食させるという飼育法を行っていたことから、エサとして1頭のヤギがトラの囲いの中に放たれた。
ところが、ヤギは強大な捕食者の前で恐れを一向に見せず、むしろ大胆不敵に立ち向かう行為を見せた。