「頑張りたいけど、頑張れない」自分を救ってあげる方法 (2/4ページ)
ですから、社会人になったら、受験勉強のように「コツコツ、ひたすらやる」ことを努力だと思うのはやめましょう。
受験勉強の場合、誰が採点しても正答は同じです。しかし、仕事の場合、「誰が見るか」で評価は若干変わってくるわけです。となると、時間をかけてひたすら暗記するというように「頑張る」よりも、
① 誰が評価するのか ② その人が評価しているのは、どんな人か ③ 高く評価されている人は、どんなふうに仕事に取り組んでいるのか
というふうに、きちんと「目標設定」できるかがポイントになります。
ここを無視して、受験のように「ひたすら頑張る」方法を続けると、物理的に無理をしているうえに「やる気はあるけど、空回りしている」状態に陥ったり、「どうして私はできないんだ」と自分を卑下したりすることにつながってしまいます。
それでは、「目標設定」をするために、すべきことは何でしょうか。
■頑張る目標設定をするための3step
目標設定をするためには、次の3つのStepを踏んでみてください。
◇【Step1】相手を観察する
まずは、相手を観察することです。仕事を評価するのは上司ですから、上司はどういう人なのか。
どういう人が好きで、反対にどういう人や事柄が嫌いなのか。たとえば仕事さえやってくれればなんでもいいという人もいれば、仕事は平均的でいいけれど、礼儀正しい人を評価したいという人もいるでしょう。
こういうときは、男女それぞれの先輩に上司のことを聞いてみましょう。男女では見ているところが違うと思いますから、参考になると思います。
そのとき、ネガティブな情報を聞いても、すぐに信じないで、ちゃんと自分で判断することを忘れないでくださいね。
◇【Step2】高く評価されている人をチェックする
次に、その上司が評価している人を見てみましょう。そして、自分と比べてどんなところが優れているのかを冷静に考えてみましょう。