鎌倉の葛原岡神社はいつから「縁結びスポット」に?神職の方に訊いてみました (3/3ページ)

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後醍醐天皇がもたらす新しい世「建武の中興」を見ることなく終えた短い生涯でしたが、尊王討幕の先駆けとして天下の命運を切り拓いた強い意志と勇気が称賛され、明治政府が明治二十1887年に葛原岡神社を創建、開運の神様として祀られるようになったのでした。

縁結びの御利益は平成二十二年から

さて、ようやく本題の「縁結び」ですが、神職の方に訊いたところ「縁結びの御利益は主祭神ではなく、新たに設置した男石と女石にお迎えした大黒様の御霊(おみたま)によるもの」との事でした。

平成二十二2010年、従来から(恐らく屋内で)祀られていた大黒様(御神体は二宮尊徳邸のクスノキを彫ったものだそうです)を「縁結びの神様」として改めてお祀りしたことにより、良縁を願う幅広い年代の参拝客で、より一層の賑わいを見せるようになりました。

大黒様に良縁を願って夫婦石に「五円玉(御縁+円満)」を結ぶ参拝の方々。

これからも、この鎌倉で多くの良縁が結ばれますように(※めでたく結ばれましたら、神様にお礼を伝えにお参りされるとなお結構です)。

葛原岡神社 アクセス:JR鎌倉駅 西口下車 銭洗弁財天ルートで徒歩35分、JR北鎌倉駅 下車  葛原岡ハイキングコースで徒歩30分 住所:神奈川県鎌倉市梶原5-9-1 葛原岡神社ホームページ 葛原岡神社

※参考文献:
吉田茂穂 監修『鎌倉の神社 小辞典』かまくら春秋社、2002年

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