ダニエル・クレイグの「007」引退発言で注目“次期ボンド役”最有力候補は

アサジョ

ダニエル・クレイグの「007」引退発言で注目“次期ボンド役”最有力候補は

 人気スパイシリーズ第25弾「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2020年4月公開予定)で主人公ジェームズ・ボンド役を演じる俳優のダニエル・クレイグが、同シリーズからの引退を宣言した。

 アメリカのトーク番組「the LATE SHOW with Stephen Colbert」にゲスト出演したクレイグは、かねてより世間の関心の的であり続けてきた“ボンド役の続投問題”について、「もうジェームズ・ボンドの役は終わりですか?」と問われ、「イエスだ」と回答。続けて、MCが驚いた表情で「(本当に)終わりなの?」と聞き返すと、「終わりだよ」と改めて認めている。

 2006年公開の「007/カジノ・ロワイヤル」から6代目ボンドとして登場し、前任のピアース・ブロスナンとは異なる冷徹なオーラを纏っていたことから、当初は“ボンドのイメージに反する”といったバッシングも受けていたクレイグだが、6代目へ変更して以降の同シリーズの興行収入は右肩上がりとなり、2012年公開の「007/スカイフォール」は世界での興行収入が10億ドルを突破したシリーズ唯一の作品に。その3年後に公開された「007/スペクター」も約8億8000万ドルという「スカイフォール」に次ぐ歴代2位の興収を記録し、“007ブランド”をさらに拡大させた功労者こそがダニエルだった。

「クレイグは、ピアース・ブロスナンを筆頭に歴代のボンド役が培ってきた女性好きでジゴロかつ饒舌なイメージから、寡黙でダンディズムを秘めたどこか孤独な印象を纏う新たなボンド像を作り上げました。興行的な大ヒットが続いてきただけに、配給会社としては続投を願っているのでしょうが、早くも英国ではその後継者候補も続々と挙がっており、無精髭と黒スーツが似合うスコットランド人のリチャード・マッデンや、すでに世界的俳優としての立場を確立しつつあるトム・ハーディも有力候補とされています。映画界最大の大役ともいうべきボンド役に選ばれる暗黙の条件としては、英国人であることや、他のヒット作&アクションシリーズに参加していない点などが挙げられ、ボンド役の俳優は007への出演をキッカケにスターダムへと上り詰めなければならないという掟もあるとされ、現時点での最有力候補はリチャード・マッデンだという見方が強いです」(映画誌ライター)

 今や英国だけでなく、世界を股にかけた超人気シリーズとなった「007」。果たして次にアストン・マーチンを乗りこなす諜報部員を演じるのは誰になるのだろうか?

(木村慎吾)

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