ツラくてダルい勉強をエンタメに変える中田敦彦流「独学術」 (1/3ページ)

新刊JP

『勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書』(SBクリエイティブ刊)
『勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書』(SBクリエイティブ刊)

子どもの頃から勉強が苦手。暗記も不得意で…という人は多いだろう。

大人にとっても勉強は大切だ。仕事のスキルアップのための勉強はもちろん、幅広い人たちと関係を築き、自分自身をアップデートするためには、教養の深さが問われる。そうしたものを身につけるのも勉強の一つだ。

では、勉強へのモチベーションを上げるにはどうすればいいのか。

タレントであり、教育系YouTuberとしても活躍中の中田敦彦さんは著書『勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書』(SBクリエイティブ刊)の中で、「独学はこれからの必須スキルになる」としたうえで、学校で教えてくれなかった勉強をエンタメ化し、楽しく知識を深めていく術を伝授する。そのキーワードは、「勉強は最強のエンターテインメント」だ。

本書を読むと、ちょっとした視点の転換や物事の探り方を変えるだけで、勉強は楽しいものになることが分かるだろう。その内容をいくつか紹介していこう。

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本書では、「歴史(日本史、世界史)」「文学」「政治・経済」「英語」という4つのジャンルを取り上げ、それぞれ勉強が面白くなるコツを伝授する。

いずれも苦手意識を一度持つと手をつけるのがなかなか難しいが、中田さんが教える方法はそうした人にこそ知ってほしいものばかりだ。

●「歴史」はドラマとして捉えよ!

多くの人は日本史か世界史どちらかを重点的に勉強してきただろう。しかし、日本は世界の中の一つの国であり、常に海外の国々から影響を受けてきた。世界史を学ぶと日本史も理解しやすくなり、歴史の大きなうねりを感じることができるようになる。

例えば、鎌倉時代にモンゴルが攻めてきた「元寇」を世界史の視点から見ると、東・北アジアを支配していた大国が極東の島国に攻め込んだということになる。日本史で語られるイメージにはないスケールの大きさを感じられるはずだ。
また、歴史上の為政者たちは共通した行動を取っている。豊臣秀吉が大仏の鋳造を理由に行った「刀狩り」は、実は中国・秦の始皇帝が同じような政策を行っている。

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