スピッツが教えてくれる「変化」することの喜び (3/3ページ)
いつでも優しい君に謝々!! 大人も子供も無く 涙でごまかしたり 意味もなく抱き合う僕ら 今ここにいる woo…
やっぱりスピッツの曲に出てくる女性は「いつでも優しい」のですが(笑)。この曲では、女性の幻影に固執しておらず、目の前にいる「君」と「意味もなく抱き合う」ほど、今を受け入れ、自分を受け入れ、相手を受け入れている。自然な喜びに満ち溢れています。
カラオケでも何度歌ったかわかりません。そして、こんなハッピー大爆発なラブソングに共鳴できる日が来るなんて、かつての自分は想像していませんでした。
そして、実は「変わる」も、スピッツの曲に頻繁に出てくる言葉です。
変わろうとすれば、変わるのを面倒くさがらなければ、恐れなければ、楽しめば、その先には思いも寄らぬ物語が待っている。
そんな風に思わせてくれた、これまでに出会った人たちにも、勝手にイラついたり共鳴したりしながら変わっていく日々を彩ってくれたスピッツにも、改めて伝えたい。謝々!!
(文:ヨダエリ、イラスト:オザキエミ)