安倍政権 習近平国家主席「国賓来日」で抱える3つの爆弾 (2/3ページ)

週刊実話

来春の習主席国賓訪日の地ならしとして、5月に李克強首相、10月の天皇陛下即位の礼に王岐山・国家副主席の最高幹部が来日した。2人は窮屈な日程の合間をぬって北海道を訪れている。李首相は北海道の自動車工場、王副主席は鈴木知事と会談し、その足で北海道視察と称し洞爺湖観光をしている。一部情報では、習主席も来日した際、北海道を訪れる予定だという。中国最高幹部らの異常なまでの北海道執着に不気味さを覚えるのです」(政界事情通)

 北海道の不動産関係者が言う。

「北海道のニセコ付近はパウダースノー、雪質がいいとして国際的にも大人気です。多くの外国人観光客がスキー場を訪れている。そのニセコの周辺の自治体では、自衛隊駐屯地に隣接する100ヘクタール近い土地が中国系企業に買収されるなど、続々と中国系資本が進出しているのです」

 林野庁によれば、’17年だけで東京ドーム7個分にあたる約25ヘクタールの森林を中国資本が買収。専門家の間では、すでに東京ドーム5000〜6000個分の土地が買い占められたという推計もあるほどだ。

「中国は北海道の土地を買い漁り、ゆくゆくは領土化の野望を持っているのではという危機感が自民党内で高まっている。それもこれも、中国最高幹部の相次ぐ北海道視察に如実に表れている」(前出・自民党幹部)

 3つ目の爆弾は邦人拘束問題だ。9月に拘束された北海道大学教授がやっと解放されたと思ったら、11月末に50代の日本人男性がまた拘束されていたことが発覚した。習主席を国賓待遇したなら、ますます中国が増長するのは目に見えているのだ。

「拘束された人は介護関係の仕事に携わる50代の日本人男性です。7月に中国の湖南省・長沙市で拘束されていた。拘束理由も経緯もまったく明かされていない。解放の北大教授は中国文化団体の招きで訪中し、拘束された。まさにおびき寄せて捕まえる卑劣なやり方ですよ」(公安関係者)

 公安関係者によれば、北大教授解放は日本を中心に世界の学者団体からの猛抗議と来春の習主席訪日を考慮してのものと見られている。日本人の中国での拘束は、2015年以降で分かっているだけでも15人おり、うち9人が懲役刑が下されている。

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