巨人軍・長嶋茂雄「永遠のミスタープロ野球」すごすぎ伝説•名言 (3/5ページ)

日刊大衆

みんな“チーフ”とか“ハギちゃん”と呼んでいたんですが、ミスターだけは、いつまでたっても“オギワラさん”と呼んでいた(笑)。萩原と荻原は漢字が似ていますけどね。最後は、ハギワラさんも、ミスターに“オギちゃん”と呼ばれると、“はい!”と返事するようになりましたね」(同)

 “天然”ぶりを示す、こんなエピソードも。「ミスターが監督時代、某大物選手をFAで巨人入りさせるべく調査を依頼されたんです。球団ではなく、ミスター個人に依頼されて動いていました。それで、進展があったら、その都度、ミスターに電話で連絡を入れていたんですけど、あるとき電話したら、“へー、なんで君は〇〇(選手名)のこと、そんなに詳しいの?”だって。思わず、“あんたが調査を依頼したんでしょ!”って(笑)」(前出の球界関係者)

■英語と日本語のちゃんぽんで話す理由は?

 お茶目なミスター伝説は枚挙にいとまがないが、選手時代はどうだったのか。V9時代のチームメイトである解説者の黒江透修氏が述懐する。

「僕は長嶋さんより3つ年下なんだけど、“長嶋さん”とは呼ばず、だいたい“チョーさん”とか“ミスター”って呼んでたね。あの頃は遠征に行くと旅館に泊まってたんだけど、だいたい、オレと土井(正三氏=故人)がミスターと同室になるんですよ。いろいろな話をしてもらったけど、面白いのが、当時の人気番組『スター千一夜』に出ることになったらというアドバイス。ミスターは、“テレビ番組では絶対におちゃらけるな”って。“本職の野球のときはおちゃらけてもいいけど、番組に呼ばれたときは、しっかり受け答えしろ”って言われたな」

 ミスターは旅館で寝るときも、枕元にバットを置いて寝ていたという。「夜中に人の気配がして起きたら、ミスターが真っ暗な部屋で、無言でバットを見つめてるの。すると、やおら立ち上がって、ビュンビュン素振りを始めるんですよ。。本当に練習熱心でしたね」(前同)

 ミスターが“練習の虫”だったことは有名で、ルーキー時代のキャンプで、水原茂監督に意見したくらいだという。「先輩記者に聞いた話ですが、ミスターが新人の頃の巨人のキャンプは、練習が昼頃に終わって、あとは麻雀に興じていたんだとか。

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