ゲス過ぎるぞ石川啄木!明治時代に活躍した文豪たちの興味深いエピソードを紹介 (2/3ページ)

Japaaan

さらに子供時代、いじめられていた子や罰を受けていた同級生を助けてあげていたというエピソードも。

賢治は仏教への信仰があったので、そういったエピソードに繋がったのでしょう。ただし、生涯妻を娶らなかった賢治ですが、大量の春画コレクションを持っていたというエピソードもあります。仏教への傾倒も、煩悩からは逃れられなかった様子。

川端康成は泥棒を撃退するほどの目力があった

多彩な作風の川端康成は、「伊豆の踊り子」や「雪国」が有名ですね。ただし、作品の中にはちょっと過激で官能的なものがあるので、好みが分かれそうな作家かもしれません。そんな川端康成ですが、非常に目力の強い人でした。

39歳頃の川端康成(wikipediaより)

ある日、泥棒と鉢合わせした康成が、相手をじっと見続けるだけで泥棒を撃退させたというエピソードが残っていることからも、相当な目力だったのでしょう。また、原稿を取りにきた女性編集者に対して黙ったまま見続けて泣かせたり、売れない作家をじろじろ見ながらからかうようにしていたりしたとか。

康成には何も言わずに相手を凝視するクセがあり、そのクセにまつわるさまざまなエピソードが語られています。ちょっとイヤなクセですね。

おわりに

有名な文豪たちには、ほかにも興味深いエピソードがたくさんあります。モテまくっていた樋口一葉や、子供や孫たちにキラキラネームを名づけていた森鴎外など。天才といわれる彼らの人間臭いエピソードはとても面白く、また、遠い存在の彼らを身近に感じさせますね。

「ゲス過ぎるぞ石川啄木!明治時代に活躍した文豪たちの興味深いエピソードを紹介」のページです。デイリーニュースオンラインは、川端康成宮沢賢治文豪日本語・日本文学石川啄木カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る