夏川結衣“完脱ぎ”映画『夜がまた来る』~25年前の激レア全裸濡れ場! (2/2ページ)
中でも最も注目なのは、彼女が夫の仇を打つため、組織に潜入するのだが、逆にシャブ漬けにされてしまうあたり。ベッドで寝ている組長を殺そうとするも、痛恨の失敗。その報いとして、命までは取られなかったものの、場末のバーに売り飛ばされ、わずかなシャブ欲しさに体を投げ出す〝堕ちたメス犬〟に成り下がる。この〝シャブ中演技〟がズゴイ。激しい禁断症状にさいなまれる中で、「パケひとつくれりゃあ、バックでも何でもヤラせるからさあ…」とヨダレを流さんばかりに、媚を売りねだるサマが哀れを誘う。もう理性も羞恥心も失せ、自らパンティーをずり下げ、形良いおっぱいを丸出しにするシーンは鬼気迫るものがあった。
昨年は沢尻エリカの件など、薬物の恐怖をあらためて知る1年だったが、そんなことを胸に刻みつつ、ここは、若き日の夏川結衣が体を張って熱演したこの貴重な映像をガン見してほしい。
(映画評論家・秋本鉄次)
【画像】
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