木村拓哉が天下無双! 日本国民の“キムタク好き”見事に証明される (2/2ページ)

まいじつ

プロ野球・日本シリーズの中継延長で初回から50分遅れというイレギュラーに見舞われ、12月20日には『M-1グランプリ 2019』(テレビ朝日系)と一部時間帯がかぶるという悪運もあったが、全話で二桁の視聴率を維持し、最終話では19年放送のTBSドラマで最も高い視聴率16.4%を記録した。

「『グランメゾン』や『教場』の感想で多かったのは、『何だかんだでキムタク作品は面白い』という声。特に〝THE・キムタク演技〟だった『グランメゾン』は評判で、とりわけ男性層からの評価が高い作品でした。一方の『教場』では、おしゃれでカッコつけていたこれまでの役とは全く異なったキャラに挑み、視聴者に新たな路線を提示。〝アイドル・キムタク〟から〝俳優・木村拓哉〟への本格脱皮を印象づけました。映画『検察側の罪人』に代表されるように、『SMAP』解散以降の木村は、それまでしてこなかったダーティーな役柄に挑戦するようになったのですが、その集大成が『教場』で花開いたと言えるでしょう」(テレビ誌ライター)

結果的に、最新主演2作で好記録を出し、アンチを実力で黙らせることとなった木村。また、18年にリリースされた『龍が如く』シリーズ最新作のPS4用ゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』で主人公キャラクターのモデルを務めた際には、木村演じるキャラを操作することでコンビニを破壊したり、スケボーでカーチェイスができるハチャメチャなネタ性がネット上で大ウケしており、何とオタク人気まで獲得。ここ最近は〝再評価〟の流れが起きつつあると言える。

「木村は華やかだった〝昭和のスター〟の流れをくむ最後の存在と言えるでしょう。確かに、木村は『演技が代わり映えしない』との批判を何十年も前から受けているのですが、思えば昭和の国民的スターだった石原裕次郎、渥美清らも、演技はどの作品も一本調子でした。彼らはみな共通して『役によって演じ分けること』ではなく『本人が飾らずに作品に出ること』を求められており、木村もそんな昭和スター的な価値を投影されているのです。『紅白』や『水戸黄門』のように、日本人は予定調和な〝お約束〟が大好きですから、視聴者は『キムタクが〝キムタク〟を演じている』ことに何とも言えない安心感を覚えるのでしょう」(芸能記者)

長年言われ続けている演技への批判は、実は木村の強味そのものなのかもしれない。

「木村拓哉が天下無双! 日本国民の“キムタク好き”見事に証明される」のページです。デイリーニュースオンラインは、グランメゾン東京教場評判SMAP視聴率エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る