嫌いな人はいてもいい。大事なのは不機嫌で人をコントロールしないこと #大学1年生の転び方 (2/5ページ)
大学院は研究をするところだから、別に友達なんて要らないでしょ、とドライに考えていたんですが、ちょくちょく通う場所に気を許せる人がいないのはやっぱりしんどくて。かといって、がんばって話を合わせることもできず。それで結局、ゼミが終わったらさっさと帰る、飲み会にもほとんど出ない、みたいな生活に突入してしまいました。
今振り返ってみて思うのは、「あの頃のわたし、感情で人をコントロールしようとしてたんじゃないだろうか? だったらダサすぎるなあ」ということです。
ゼミの人たちとうまくいかなかったのは100歩譲って許すとして(わたしは自分にめちゃくちゃ甘い!)、ゼミに行ったときに、不機嫌な態度でみんなを微妙な気持ちにさせてなかったかな、と。もしそうだったら、その点に関しては、本当に申し訳なく思います。
適当にやり過ごすことができずに、クソ生意気な態度でゼミに出てた自分がありありと想像できる……うう、つらい……。
研究室通いに飽きるのも、他人の非常識な行動が目につくのも、仕方ないっちゃ仕方ないですが、それは個人的な事情であって、不機嫌オーラをふりまいていい理由にはならないんですよね。周囲からすれば、「あいついっつも怒ってるけどなんなの⁉」という話ですし。それはお互いに不幸です。
じゃあ、どうすればいいの? という話ですが、こういう ときは努力はするな、工夫をしろ」なんですよね。自分を根本から変えるなんて土台無理な話。でも、ちょっとだけ工夫をしてみませんか?
まず、今の研究室のことは半分諦めて、それ以外の場所で楽しく過ごす時間をたくさん作ってください。そうすれば、週に数時間のつまらない時間は「修行」だと思って耐えられますから。ちなみにわたしは、よそのゼミに出入りするようになり、だいぶメンタルが安定しました。そこで知り合った友達とはいまだにめちゃくちゃ仲がいいです。