市川海老蔵、歌舞伎とオペラの融合に込めた「世の中の風潮」への抵抗とは?

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市川海老蔵、歌舞伎とオペラの融合に込めた「世の中の風潮」への抵抗とは?

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が、“歌舞伎”と“オペラ”を融合させた舞台に挑戦することが明らかになった。

「1月29日、海老蔵は都内で東京2020 NIPPONフェスティバル『KABUKI×OPERA“光の王”Presented by ENEOS』の発表会に出席。そこで、4月18日午後5時から、東京体育館にて、歌舞伎とオペラという東洋、西洋を代表する伝統芸能を融合した世界初の舞台を実現する。『挑戦とは何だ。』をキャッチコピーに『昨今、挑戦しづらい世の中になってきている気がする。挑戦すると周りから言われる風潮が強い』と指摘。『これを機に何を言われても動じないようなことに挑戦していく。己もそうですし、オペラ、歌舞伎の方々も、新しいことに挑戦することになる』と意気込みを語っています」(女性誌記者)

 東京オリンピックという今年最大の祭典に向け、新たな挑戦に挑む海老蔵。実は以前にもオペラと融合した舞台を上演したことがある。

「2015年、歌舞伎と能とオペラをコラボレーションした舞台『市川海老蔵特別公演“源氏物語”』を上演。こちらは異なる表現芸術の共演が話題を呼び、7万3千人もの動員数を記録しました」(女性誌記者)

 そして、2018年にはこの「市川海老蔵特別公演『源氏物語 第二章 ~朧月夜より須磨・明石まで~』」も上演。公演前年の2017年には制作発表記者会見が行われ、そこで父・十二世團十郎がオペラ好きであったこと、過去には作詞家のなかにし礼が総監督を務め、團十郎と共に創りあげたコンサート『世界劇 眠り王』でもオペラとの共演があったことも語り「(『眠り王』には)私自身も出演しておりましたが、オペラの“ハマり”具合の美しさには、大変心を動かされました」とオペラへの想いを熱く語っている。しかし、当時は異色の組み合わせに賛否両論。ツイッターでも「歌舞伎、能、オペラ、プロジェクションマッピング、華道をまとめてドカンとしたものを観た感じ。新しいなぁ」「オペラ、能、華道を取り入れた新しい歌舞伎はとてもワクワク感あります。とても良かった」などの称賛の声から「何やら歌舞伎とお能とオペラの融合らしく、いまいちどの部分に集中したらいいのか分からず」「正直難解で理解出来ない部分も多かった」など、賛否両論が飛び交った。

 果たして「KABUKI×OPERA“光の王”Presented by ENEOS」は、東京オリンピックを彩る舞台として成功するのか…團十郎襲名目前。海老蔵、最後の舞台に期待したい。

(窪田史朗)

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