ウォーキング感覚で雪山に向かった学生4人が遭難 無事救助されるも「愚か者」と非難の声 (2/3ページ)

リアルライブ



 各社の報道によると、2019年5月20日、東京都内在住の男性は、山梨県側から富士山山頂に向かって、一人で登山道を登っていたという。男性は軽装備であったため、8合目付近で立ち往生してしまったようだ。この時期はまだ雪が残っているため、登頂する際にアイゼンなどが必要だという。お昼頃、男性から「疲れて動けない」と警察に救助要請が入ったそうだ。警察が男性の携帯のGPSから居場所を確認中、再び男性から「体力が回復したので自力で下山します」と連絡を受け、そのまま電話が切れたという。

 警察は男性が危険な状態にいると判断して捜索を開始。大雨の予報で救助ヘリが飛ばせず、山岳警備隊員6人が現場に向かったという。捜索中、男性の携帯に連絡するも、呼び出し音が鳴るだけであった。結局、男性を発見できず、21時半頃捜索を一旦打ち切ったという。その後、22時を過ぎてから、東京都の自宅に戻った男性から、無事を知らせる電話が警察に掛かってきたという。

 登山者の対応をさせられる救助隊員や現場の負担は、計り知れないほど大きい。下調べもせず、安易に雪山に登った結果、周囲に迷惑を掛けた登山者は非難されてしかるべきであろう。
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