安倍首相「桜を見る会」答弁をホテル否定!「与野党サクラ大戦」史 (3/4ページ)

日刊大衆

行事に関する文書保存対象の範囲を狭め、期間も”1年”から”1年未満”に変更しており、野党は”招待者名簿の廃棄を正当化できるよう後で内規を変更したのではないか”と反発しました。

 極めつけは招待客名簿の”電子データ”までが削除され、復元不可能とされている件についての答弁。電子データ復元の可能性について、安倍首相は”復元することは考えていない”という答弁書を12月10日に閣議決定しています。

 立憲民主党・中谷一馬議員は”ここまではっきり言うのかと驚いた。答弁書は安倍内閣の意思を示す最も重い文書だ。自分たちに都合の悪い公文書を隠したいという意図があるとしか考えられない”と批判していますね」(同)

 名簿の廃棄については一貫した姿勢の安倍首相だが、自身と招待客についての関係性については、発言が変わっている。

 11月8日の国会では”主催者としてあいさつや接遇は行うが、招待者の取りまとめには関与していない”と語気を強めていたものの、同月20日には”私の事務所が内閣官房の推薦依頼を受け、参加希望者を募ってきた。私自身も事務所から相談を受ければ意見を言うこともあった”と発言しているのだ。

前夜祭でのホテルとの見解の相違

 そして、問題が明るみに出てから約5か月、与野党の“サクラ大戦”は新たな局面に突入することになった。

「2月12日、国会で立憲民主党の辻元清美議員が、質問中に“鯛は頭から腐る。ここまで来たら頭を替えるしかない”と発言。これに対して安倍首相は“意味のない質問だ”とやじを飛ばし、各方面から批判を浴び、結局謝罪することになりました」

 その5日後の2月17日、さらに事態は進展。

「辻元議員が、桜を見る会の“前夜祭”について説明を安倍総理に求めましたが、ここで総理は重大な回答をしているんです。

 辻元議員は事前にかつて“桜を見る会前夜祭”に総理が利用したANAインターコンチネンタルホテル東京に問い合わせ、”明細書を主催者に発行しないケースはない”という旨の返事を得ていました。

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