3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所し、個人事務所『のんびりなかい』で活動することを発表した中居正広。そんな中居の最近の活動が、ある後輩グループのファンの憶測を呼んでいる。

後輩グループとは、2011年のデビュー以来、中居が最も愛情を注いできた〝キスマイ〟こと『Kis‐My‐Ft2』だ。2月16日、中居が司会を務める不定期放送の音楽特番『UTAGE！バレンタイン2日後SP～紅白愛の歌合戦～』（TBS系）が放送された。同番組にはキスマイの内部ユニット『舞祭組』もレギュラー出演しており、この日もさまざまなパフォーマンスを披露。さらにこの日は、普段アシスタントMCを務める元『AKB48』渡辺麻友の代役として、メンバーの宮田俊哉が登場して中居をサポートした。

2月25日に放送された中居のレギュラー番組『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）にも、同じく「舞祭組」の二階堂高嗣がゲスト出演。先輩後輩の間柄を生かしたトークでスタジオの笑いを誘った。また、3月2日放送の『中居くん決めて！』（TBS系）には、キスマイの北山宏光が出演している。

退所を目前に控えての後輩との連続共演は、「何か意図があるのでは」と、キスマイファンの憶測を呼ぶことに。中でも、少数ながらポツポツと見られているのは、「独立に気を悪くしたジャニーズ側から〝退所後はジャニーズとの共演NG〟を内々に告げられているため、今のうちに共演しているのでは」という説だ。

しかし、これは事情を知らない人間の〝邪推〟でしかないという。

「退所会見を見ても分かるように、中居とジャニーズはマネジャーまで引き継いでの円満退所。今までのようにガッツリと絡むことはなくなるでしょうが、〝共演NG〟など考えにくい話です。渡辺が宮田に代わったのも、渡辺が体調不良で収録を欠席したからだと番組のオープニングトークでも公表されていますし、そもそも、ここのところ『キスマイ』との共演が多いのも、3月にリリースするアルバムのプロモーションという単純な理由です」（芸能記者）

理由としてはもう1つ――。

「昨年、ジャニーズ側が元『SMAP』の『新しい地図』をテレビ出演させないよう民放局に圧力をかけていた疑いがあることが話題になりましたが、『週刊文春』により、これを主導していたのが『嵐』の元マネジャーであることがスクープされています。事務所内で『嵐』を担当していたのは現社長の藤島ジュリー景子氏で、もちろん歴代のマネジャーは彼女の配下の人間。現在のジュリー氏は公正取引委員会や世間、業界から〝ニラまれている〟状態にあるわけで、もうかつてのように圧力をかけたり、好き勝手動くことはできませんよ」（同・記者）

とはいえ、ユニットのプロデュースまで手掛けてもらった「舞祭組」メンバーにとっては、絡みが減るだけでもかなり寂しいことだろう。