これが驚異の「“民間伝承”健康秘術」だ!(3)NASAの技術を利用して… (1/2ページ)

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写真はイメージ
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 だが、「黒五」のような黒い食材の有用性は、現代日本では十分に認知されているとは言えない。それはいったいなぜなのか。一つには、イメージとして「黒」という色が健康とは結び付きにくい面もあろう。

 事実、黒米が玄米や白米に取って代わられ、今ではごく一部の地域で、わずかに生産されるだけになってしまった。猪股氏が嘆息する。

「品種改良によって収穫量を増やし、たくさんの人たちの食糧を生み出さなくてはいけなかったからです。野生種の黒米だけでは、増え続ける人口は賄いきれない。肥料や農薬を使ってでも、収穫量が多くなる栽培種のお米が不可欠になったのです」

 そのあげく、人類は大量の食品添加物や遺伝子組み換え食品を生み出した。結果的に、それがさらに血管にたまる消化吸収できない「ゴミ」の増加を生み、血流も滞らせている、と猪股氏は力説し、次のように指摘するのだ。

「結局、全てはコスト重視、効率化重視なのです。安全を考える前に、どうすればよりお金をかけずに、腐りにくいものや甘みの強いものなどを大量に作れるか、企業は競い合って、ハイテク食品を生み出してきました。最近になってようやくその反省から、黒米のような『時代遅れ』だった食材が見直されつつあります」

「黒五」の各食材はスーパーマーケットやオーガニック系自然食品店、乾物店などで手に入るが、

「黒加倫は探すのがちょっと大変かもしれません。ですから家庭で用意する場合は、5つ全てがそろわなくても大きな問題はない。例えば1つを乾燥ワカメや焼きノリ、ヒジキなどの黒っぽいもので代用すれば、『黒五』と同じではありませんが、近い食材にはなりますね」(食品ジャーナリスト)

「黒五」はもちろん、そのまま調理して食べてもいいが、ミキサーに入れて粉末にしたものを混ぜ合わせ、ヨーグルト、サラダ、コーヒー、煮物、みそ汁などに入れて摂取することもできる。

 一方で、さまざまな食品関連企業が「黒い食材」を粉末化し、現代人により吸収しやすい方法はないかと試行錯誤してきたという。先の食品ジャーナリストが語る。

「例えば、食材の『ペプチド化』です。ペプチドとは、たんぱく質がアミノ酸に分解されるちょうど手前の状態。

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