東出昌大ゲス不倫はOKでも山口達也は容赦ナシ!NHKのタブーライン

日刊大衆

東出昌大ゲス不倫はOKでも山口達也は容赦ナシ!NHKのタブーライン

 女優の唐田えりか(22)と3年間にわたって不倫関係にあったことが発覚し、妻で女優の(33)と別居中であることが報じられた俳優の東出昌大(32)。その冠番組『落語ディーパー!~東出・一之輔の噺のはなし』(Eテレ)が3月9日に放送される。同番組は2017年7月から不定期で放送されており、これまで19回が放送。前回放送は騒動前の2019年9月だった。

 東出と共演する落語家の春風亭一之輔(42)は2月21日に埼玉・川口で行われた落語会で同番組の収録に参加したことを明かしたほか、3月1日には自身のツイッターアカウントで「若い人が落語を知らないなんてもったいない!毎回ひとつの演題を取り上げ、若手落語家たちが深くトーク。初心者にも面白さを伝えます!今回は春にはもってこいのコレ!」と番組の告知ツイートを行った。

 東出の番組出演にツイッター上では「もう見られないかと思ったから嬉しい!」と番組の継続に喜ぶ声があったが、「面白いんだけど、胸糞は悪い」や「東出昌大が出ないのなら絶対観るんだけど」と出演に否定的な声も見られる。

「倫理的には許せるものではありませんが、東出の不倫は犯罪ではありません。イメージは最低ですが、有罪判決が下ったわけでもなく、撮影を続行することが不可能というわけでもないので、出演の継続が決まったのではないでしょうか」(芸能記者)

 不倫騒動で日本中にバッシングを受けた東出は番組に出演するが、NHKが不祥事に甘いわけではない。2018年4月、元TOKIOの山口達也(48)が女子高校生とわいせつな行為を行ったとして書類送検された際に第一報を出したのはNHKの夕方のニュース番組だった。

「当時の山口はNHK Eテレの教養バラエティー『Rの法則』に出演。しかも事件は被害者とは番組で知り合っていました。NHKで放送されている番組が絡んでいたにもかかわらず、自局のニュースで第一報を出しています。相手がジャニーズ事務所のタレントだろうが、自局のレギュラー出演者だろうがNHKは一切忖度しない。この山口の事例を見れば明らかです」(芸能プロ関係者)

 NHK大河ドラマでは『いだてん』に出演していたピエール瀧(52)が2019年3月12日にコカイン使用による麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、降板。また2020年の『麒麟がくる』に出演予定だった沢尻エリカ(33)が2019年11月16日、合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反で逮捕され、降板した。

「NHKは4月以降に大河ドラマをはじめとする定時番組のレギュラー出演者に、正式な契約書を交わす前に違法薬物の使用や反社会的勢力との関わりがないことを誓約する書面の提出を求める、2月13日の会見で発表しました。沢尻やピエール瀧の件を受けての対応だそうです。立て続けに起こった不祥事の抑止になればと考えたのでしょう。ただ、今回の東出の不倫には、薬物も反社も関係ありませんからね。だからこそ、出演が認められたのでしょう」(前出の芸能記者)

■同じ不倫でも“差し替え”があった

 東京国税局に申告漏れを指摘され2019年10月から活動を自粛していたお笑いコンビ・チュートリアル徳井義実(44)。2019年10月30日付の『SANSPO.COM』の記事によると、同年10月29日にNHKが文書で“新たな出演・収録を全て見合わせることにした”と発表。“収録済みの番組で可能なものについては出演シーンをカットする”と明言した。

 これによりNHK総合の『シブヤノオト』は徳井の出演シーンをカット。NHK BS1『球辞苑』は出演見合わせ。大河ドラマ『いだてん』でも大幅に出演シーンがカットされた。

「徳井の対応については民放各社は判断に迷っていたんですが、NHKが出演見合わせや出演部分カットと発表してくれたので、参考になった局もあったといいます」(制作会社関係者)

 東出と同様に不倫騒動を起こした芸能人はどうだったのか。2017年に医師とのダブル不倫騒動を起こした斉藤由貴(53)は、BSプレミアムの番組『ザ・プロファイラー~夢と野望の人生〜』のゲスト出演回が差し替え。2018年の大河ドラマ『西郷どん』にも出演予定だったが、こちらは降板ではなく、出演辞退だった。

 2019年、ファンの女性との不倫問題が浮上した俳優の原田龍二(49)は、NHK総合『にっぽん ぐるり えぇトコ』の出演回が休止。差し替えとなっていた。

「不倫はあくまで個人的な問題とはいえ、イメージが低下します。民放だとCMがあるので、イメージが悪い人は降板するしかありません。特に今は、視聴者がスポンサーに直接クレームを言う時代ですから……。それに比べてNHKは寛容な部分がありますが、不倫の対応はケースバイケースなのでしょう」(前出の芸能プロ関係者)

 NHKの“絶対タブーライン”に触れていなかったため、出演継続がきまった東出。しかし、同じ不倫騒動を起こした芸能人でも差し替えになったケースもある。今回、NHKに出演できることになった東出だが、今ごろその幸運に感謝している……かもしれない。

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