新型ウイルス大パニック(2)安倍政権「東京五輪開催是非」で4月解散浮上 (1/2ページ)
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加藤勝信
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永田町
もはやアルコール消毒などのなまぬるい対策では、安全宣言はほど遠い。後手後手に回る対策の果てに、突然の全小中高校の休校要請。国民の信頼がガタ落ちの安倍政権がわらをもすがる一手とは‥‥。
民放局報道部記者が語る。
「ダイヤモンドプリンセス号で6人の死者を出したほか、国内でもすでに6人の死者(3月5日現在)が出ている。船内での感染爆発を抑えられなかったうえ、ウイルスの国内流入を許した政府の対応はあまりにずさんだったと言わざるをえない。特に陣頭指揮に立った加藤勝信厚生労働相(64)は安倍総理のお気に入りの1人ですが、薄ら笑いで死者情報を伝えたことで無能すぎるとの批判が上がっている。厚労省をコントロールできなかったことで、ポスト安倍レースから完全に脱落しました」
国家の危機に緊張感のないエヘラ顔は論外だ。
「そもそも永田町の国会議員は特権意識が強く、自分はうつらないと、マスクをつけている議員は少ない。ただ、18日に共同通信のハイヤー運転手から陽性反応が出た直後は、官邸記者クラブは大パニックになった。そのハイヤーに乗った記者が首相番だったこともあり、菅義偉官房長官を含め記者全員をPCR検査すべきという話が出たほどです」(報道部記者)
そもそもPCR検査は高熱を伴う肺炎症状が出ないとできないはずだが、それも特権意識ゆえか。結局、当の記者に感染は認められなかったが‥‥。
「ちなみに、ハイヤーに乗った別の記者は警視庁担当だったため、警視庁からも『大丈夫だったか?』と内々に照会があったそうです」(報道部記者)
国の中枢の危機管理能力が問われる事態はまだ続く。野党議員の政策秘書が打ち明ける。
「天皇誕生日がある三連休の週明け、ある自民党議員の秘書がコロナにかかったという話が広がったんです。『場所はどこ?』『衆議院第二議員会館の11階』という話が議員秘書のネットワークで落雷のごとく伝播した。しまいには『11階といえば菅官房長官の事務室がある』と尾ひれがつき、最終的には国会でも『菅さんの秘書らしい』と間違って伝播するほど、国会はパンデミック状態に陥ったんです」
本を正せば、こちらも秘書がせき込んでいただけだったというから、とんだ空騒ぎだった。