そうだったの!?醤油で煮しめた「伽羅蕗(きゃらぶき)」のキャラって古代インド語が起源なんです (1/2ページ)
今年もフキノトウ(蕗薹)の季節が過ぎて、近所の山では蕗(ふき)がすくすく成長しています。
♪これっくらいの お弁当箱に……(中略)……筋の通った ふーき(蕗)♪
※「おべんとうばこのうた」より。
醤油で煮しめた伽羅蕗(きゃらぶき)は、お弁当やお茶漬け、あるいはお茶請けの定番として、昔からみんなに愛されて来ました(よね?)。
ところで、伽羅蕗のキャラって何だろう……と思いったことはありませんか?
伽羅というネーミングは、サンスクリット語の「黒(カーラー)」が語源伽羅(きゃら)とは香木の一種で、沈香(じんこう)の中でも色が濃く黒っぽいもの(黒沈香)を指します。
古代インドのサンスクリット語ではカーラーグル(kālāguru)と呼ばれ、この「カーラー(黒)」部分の訛った漢字表記が伽羅(きゃら)という訳です。
確かに、醤油100%で煮しめ込んだ蕗は艶やかに黒光りしており、まさに「伽羅」の名前に相応しい美しさ。