【放送事故伝説】酒に酔って共演者を暴行!?お正月番組の悲劇!

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大沢樹生
大沢樹生

 昭和時代の芸能界では「酒」と「タバコ」は切っても切れない関係にあった。しかし時代は変わり平成に入ると、かつての横山やすしのような酒乱芸能人の存在感はなくなり、生放送中に酔っぱらって出演するなどあり得ない世の中になった。
 さて、そんな酒を飲んでの放送事故だが、2015年1月1日、平成の日本では珍しい「酩酊生放送」が行われた。

 事故が発生したのはフジテレビの2014年から2015年への年越し番組『2014→2015 ツキたい人グランプリ〜ゆく年つく年〜』だ。
 同番組にはフジテレビのスタジオに、2014年「ツイていた」(ラッキーだった)芸能人、「ツイてなかった」芸能人が多数登場。「2015年こそはいい年にしたい!」という野心あふれる芸能人が30名近く集まった。

 そんなめでたい番組で事故を起したのが光GENJIの元メンバーで俳優の大沢樹生だった。
 大沢は2014年に自身の主演・監督作が公開され、女児が誕生するなど、公私共におめでたい時期であったが、なぜかこの日は虫のいどころが悪かったらしく、スタジオで酒瓶を片手にご機嫌斜めの様子だった。

 司会の坂上忍は後方で何か不穏な空気が流れていると察知したのか、大沢を止めるよう盟友の野々村真に指示。しかし暴走する大沢を止められず、大沢は出演者たちの前に出てきてしまった。
 その後は、モノマネ芸人のゆうたろうを小突く、当時ゴーストライター騒動で注目されていた音楽家の新垣隆の小ボケに強い蹴りを入れるなどやりたい放題だった。

 ゆうたろうは怒らず、終始にこやかに大人の対応をとり、近くにいた女優の遠野なぎこは体を張って抑えた。また坂上は「おい!樹生やめろ!」と大声で注意した。生放送のお正月番組とは言っても、あまりに混沌とした現場に視聴者も恐怖したという。

 まるで昭和時代をほうふつとさせるような恐怖の放送事故であった。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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