しみけんが「仕事論」の本を執筆! トップ男優の仕事の楽しみ方とは? (2/4ページ)

新刊JP

しみけん:でも、僕は「まだですか?」って追われながら書くのが好きなんですよ。これは漫画家の鳥山明先生が、担当編集のマシリトさん(鳥嶋和彦さん)に「まだですか!?」って詰められながら原稿を書き上げるというよもやま話に憧れがあって、わざとやっている節があるかもしれないです(笑)。『週刊少年ジャンプ』黄金世代の人間ですからね。

――先ほど「理性的になった」とお話しされていましたが、4章の「どの世界も同じ? AV男優の仕事論」で語られている仕事に対する考え方は、働く人すべてに通じることが書かれているように思いました。

しみけん:それまではAV業界しか知らなかったけれど、この5年間でAV以外の業界にも携わるようになって、講演会やイベントにも出演するようになりました。

その中で、「しみけんさんの本を読みました」っていう声をいただくと同時に、悩み相談をされるんですよね。そして、悩みを聞いていると、解決法が意外とAV業界で培ってきたものと同じだと思ったんです。
それをまとめたのが、この本の4章に書いた「6つの行動習慣」です。

――その悩み相談は、性の悩みだけではなく?

しみけん:そうです。人間関係の悩みが比較的多い気がしますね。

AV男優という仕事は、相手の女優さんとベッドの上から男女関係がスタートします。本来の男女関係って、知り合って、デートを重ねて、気を許して夜を共にしましょうとなって、ベッドに入るわけですが、僕らAV男優はそのプロセスをベッド上でギュッと完結しなくちゃいけないんです。その「ギュッ」とする方法をどうしたらいいのかずっと考えてきた結果、相談を受けても何かしらの答えが出せるようになりました。

――いろんな人の悩みを受けていて、思うところはありますか?

しみけん:結構みんな悩むのが好きなんだなあと(笑)。趣味が悩むことっていう人が多いんですよね。

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