1200年前のバイキングの石碑には、未来の気候変動を予言したルーン文字が刻まれていた(スウェーデン研究) (2/5ページ)
高さ2.4メートル近くのこの石碑には、9つの謎めいた問いが書かれていて、そのうちの5つは太陽に関すること、あとの4つは北欧神話の神オーディンについてのことであることがわかった。
「なんといっても、発見の要はスカンジナビアの初期の詩集『エッダ』の中の「ヴァフスルーズニルの言葉」に、碑文の内容と関連する類似点があることだ」と概要にはある。
バイキングの長は、農作物の収穫管理に多大な影響をもつと言われていて、当時のバーリンの警告はとてつもなく重要なことだった。
バーリンの息子の死の前、日食が起こり、太陽風が空を赤く染め、これまでにないほどの厳冬になった。そのため、バーリンは石碑に予言を隠したという。
紀元536年は、“生きるのに最悪の年”だったとされている。疫病や飢餓、18ヶ月もの間、謎めいた霧が地球の主要な場所を覆い、人類は大打撃を受けた。