「あなたは香川県民ですか?」→YESと答えると... ゲームサイトの「条例対策」が皮肉効いてる (1/3ページ)

Jタウンネット

サイトのスクリーンショット
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「2020/04/01より、香川県民の利用はお断りいたします」

3月31 日、あるウェブサイトにそんなメッセージが掲載された。

その翌日の4月1日は、「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」の施行日。ウェブサイト側がこの条例の一部を遵守できないため、香川県民のサイトの利用を「お断り」するという内容だ。


サイトのスクリーンショット

注意書きの下には、2つのリンクが貼られていおり、そのうちの「香川県民じゃないし、そんな条例知ったこっちゃないので利用します」を選ぶとサイトに入ることができる。

しかし、もう一つの

「香川県民なので条例を遵守するため当サイトを利用しません。(かがわけんみんなので、かがわけんのじょうれいをまもります)」

を選ぶと、その前に見ていたウェブページに戻ってしまう。

なぜこのような注意書きをトップページに掲載することになったのか。Jタウンネット編集部は2日、このサイトの管理者(@DoDontoF_Srv)を取材した。

香川県民も今まで通り遊べます

この注意書きが掲載されたのは、「どどんとふ公式鯖」というウェブサイト。TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)をオンライン上で遊べるサービスを提供している。

TRPGとは、本来は対面で実施されるゲーム。2~6人程度で遊ぶもので、1人は進行役、他の人たちは登場人物として物語を作っていく。一回のプレイにつきかかる時間はまちまちだが、数時間かけて遊ぶものも多い。

「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」では、

「子どものネット・ゲーム依存症につながるようなコンピュータゲームの利用に当たっては、1日あたりの利用時間が60分まで(学校の休業日にあたっては、90分まで)の時間を上限とすること(中略)を目安とする」

とあるため、このウェブサイトの対応については「1時間じゃTRPGできないからねぇ」と理解を示すような声も上がっていた

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