「だし道楽」の自販機、ぶっちゃけ買う人いるの? メーカーに聞くと...驚きの人気が明らかに (1/2ページ)

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「だし道楽」の自動販売機(編集部撮影)
「だし道楽」の自動販売機(編集部撮影)

皆さんは、街でこんな自動販売機を見かけたことがあるだろうか。


「だし道楽」の自動販売機(編集部撮影)

「だし道楽」と書かれた自販機の中に並ぶのは、500ミリリットルペットボトルのみ。そしてその全てが茶色い液体で満たされている。

一見、「麦茶しか売ってないの?」と思ってしまいそうな光景だが、この自販機には麦茶どころか、清涼飲料水は一切売っていない。販売しているのは、「だし道楽」という名のだしを使用した調味料のみだ。

この「だし道楽」の自動販売機、最近は色々なところで見かけるようになった。筆者は兵庫県出身で、昨年まで京都に住んでいた。今は千葉県に住んでいる。そして、そのいずれの場所でもだし道楽の自販機に遭遇した。5年ほど前に初めて見たときには「こんなものがあるのか」と大いに驚いたが、もはや日常風景の一部。特に目新しさも感じなくなっていた。

しかしある日、この自販機の前を通りかかると、「だし道楽」の補充が行われていた。その光景を見ると、

「やっぱり買ってる人がいるんだよな」

と改めて気付く。

一体どれくらい売れているのかが気になってきた筆者は、「だし道楽」を販売する二反田醤油(広島県江田島市)に聞いてみることにした。

年に50万本も売れていた

そもそも「だし道楽」とは何かと言うと、醤油・だしを製造販売する二反田醤油の薄口醤油とだしを合わせ、みりんや砂糖などで調味した万能調味料。

2003年に二反田醤油直営のうどん店で発売されたもので、2007年には「うどん屋の営業時間以外にも購入したい」という人のために、自販機での販売も始まった。

広島県内の自販機では「昆布入り」、「焼きあご入り」(編注=あごとはトビウオのこと)、「プレミアム」(焼きあご・宗田節入り)の3種、県外の自販機では「焼きあご入り」、「宗田節入り」の2種が購入できる。値段は「昆布入り」が500円、「焼きあご入り」「宗田節入り」が700円、「プレミアム」が750円(いずれも税込)。

自販機の写真を撮りに行ったついでに、筆者もだし道楽を入手した。これでしばらく調味料に困ることはなさそうだ。

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