コロナに負けない体づくり!自宅でできる「免疫力アップ体操」
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新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの猛威はとどまるところを知らず、予断を許さない状況が続いている。国内でも、外出自粛要請、芸能人の感染と日々、状況が変化している。こうした緊迫した日々で、唯一信じられるのは自分の免疫力だけだろう。
外出できない状況でも、免疫力を上げることができる簡単ストレッチエクササイズを徹底取材&レポート。これを読んで、あなたもコロナに負けない体を整えよう!
コロナに対抗できる、誰でも、どこでも行える簡単健康法があるのをご存じだろうか。それがズバリ“爪もみ健康法”だ。
この健康法は、その名の通り爪を揉むだけで免疫力が高まるというもの。これは、どういうことなのか。東洋医学(漢方)に造詣が深い、千葉県千葉市の「和光治療院」代表の平地治美氏に解説してもらった。
「東洋医学では、人の体内には“経絡”という生命エネルギーの通り道があり、その流れが良好だと体のバランスが保たれ、自己免疫力も十分働いて健康でいられると考えられています。重要な経絡は全部で14本あり、それぞれが特定の臓器と深い関係にあります。そのうち6本の経絡の体表面への出口、つまりツボ(経穴)が5本の指の爪付近に集中しているんです」
指5本で6本というのは、小指だけ2本の経絡の出口(ツボ)があるため。そのツボを刺激することで、健康になれるというのだ。
「正確に言えば6つのツボとは、親指、人差し指は爪の生え際の左側、中指は真ん中、薬指は右側、小指は両側にあります(右手の場合)。そこを道具などで刺激するのが効果的ですが、爪の両脇を揉めば中指のツボ以外は簡単に刺激できます」(前同)
つまり、爪もみ健康法は東洋医学2000年に裏づけられたものなのだ。
「ツボを刺激するときのコツは、単に押すだけでなく、少しねじるようにしたほうがより確実にツボを刺激することができます」(同)
また、この爪周りにツボが集中する6つの経絡は、体の中心から両肩を経て両腕→指先へと伸びている。平地氏は「両腕の上腕、前腕を反対の手で互いに揉むと、なお効果的です。経絡は腕の外側、内側、中央にも通っているのでまんべんなく全体を揉んでください」とアドバイスする。
図
「爪もみは、なんとなく調子が悪いと思ったときにやるのもいいですし、不調な症状があれば、効果が期待できる指だけ回数を少し多めにやってもいいでしょう」(前同)
手軽に健康になれるツボ。さらに平地氏は、免疫力に影響する足裏のオススメのツボも教えてくれた。それが睡眠不足に効く“失眠”と、なんにでも効く万能のツボ“湧泉”だ。
「湧泉は、自分で反対の手の親指で、足裏を足の指先のほうに押し上げるように押して、拇指と指のつけ根の肉で阻まれるところ。そこを親指で3秒、3回強く押してください。可能なら、お灸をすると、より効果的です」(同)
こんなに簡単なら、揉まない手はない!
■ストレッチが有効な理由
外出自粛要請、テレワークの実施などにより、家の中で過ごす時間が多くなっている今日この頃。一日をほぼ動かないで過ごす、なんて読者も多いことだろう。そこで危惧されるのが運動不足だ。
「動くことなく日々を過ごしていると、体の機能が衰え、それに伴って免疫力が低下する恐れがあるんです。コロナにかからないために家にいるのに、免疫力が低下して病気にかかりやすくなったら、本末転倒です」(都内の医師)
やはり、適度な運動は欠かせない。医療ジャーナリストの牧潤二氏は、運動によって得られる効果について、こう解説する。
「運動をすることで心拍数が上昇し、それに伴って体温の上昇、血流の改善がされると、体の状態を正常に戻すことができます。また、適度な運動は快眠を促し、自律神経を整えるのに有効です。そうすれば、低下した免疫力を向上させることも期待できますね」
ただ、「外に出て運動するのも、おっくう」というのもまた事実。だが、「運動不足解消の方法は、何もランニングや筋トレだけじゃありません」こう語るのは、パーソナルトレーナーの竹川圭祐氏だ。竹川氏によると、大事なのは「血行を良くすること」なのだという。
「簡単なストレッチを行うだけでも筋力低下を抑制する、血行を良くする効果は十分です。低強度のストレッチを毎日続け、筋肉を動かすことが健康的な体作りには大切です」(前同)
つまり、自宅でストレッチだけでも、運動不足の解消につながるということなのだ。ストレッチには、こんな効果も期待できる。
「血行を良くすることで、運動不足によって引き起こされた腰痛や肩こりなどの症状を予防することもできます」(同)
現在発売中の『週刊大衆』4月20日号では、自宅でできるストレッチやトレーニング法をわかりやすい図とともに紹介している。