大人の趣味講座「デッサン&スケッチ」入門ガイド (1/5ページ)

日刊大衆

写真はイメージです
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 絵心とは無縁のまま、今に至っているが、ササッと絵を描かけたらカッコいいかも。しかし初心者が、いきなり描けるものだろうか……。そこで、本誌記者が絵画教室のレッスンを体験!mその様子をレポートする。

【準備】手近な紙と筆記用具で描くためのウォーミングアップ

 本誌が頼ったのは、定期的に教室を開催している水彩イラストレーターの足助久美子さん。まずは紙と筆記用具について、「色を塗らない場合は、筆記用具はなんでもいいですよ。初めて描くなら、いつも使っている品が手になじんでいるのでいいでしょう。オススメは水性ペン。滑りがよく、油性と違ってにじまないので描きやすいです。太さの違うペンを何本が使うのもいいですね」と、取り出した数本のペンは、普通の文房具店で手軽に入手できる品々。「鉛筆でもいいんですが、ペンのほうが、一度描いたら消せないという思いから、よく見て描くことにつながります。これは絵を描くときに一番大切にしたいことです」(前同)

 とはいえ、初めてだけに、消せないことがプレッシャーになりそうだが、「少しくらい曲がっても歪んでもいいんです。失敗したと思ったら描き直してもいいですが、目立たないように、ごまかしちゃえばOK(笑)。正解や間違いはないので、上手に描こうと意識しすぎず、のびのびとペンを動かしましょう」(同)

 それなら、なんとかなりそうだ。足助さんは複雑なモチーフを描くときだけ、鉛筆で下描きするというが、もちろん最後まで鉛筆だけで仕上げてもよい。続いて紙について。「ノートや手帳など、紙もなんでもいいです。サイズも好きなものでいいんですが、初めは小さめのB5程度が手頃でしょう。スケッチブックならサムホールと呼ばれるサイズ。SMなどと表示されています」(同)

 道具がそろったら、まずは少し試し描き。運動前のストレッチのような感じだ。「ペンに慣れるため、縦線や横線、波線、丸や四角、三角などを描いてみましょう。やみくもに描かず、線はまっすぐに、丸は円になるようになど、形を意識して丁寧に。肩の力を抜いて、腕全体を使うのがポイントです。

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