ブルゾンちえみ・つるの剛士という二大お荷物の卒業と、強力な戦力『阿佐ヶ谷姉妹』の加入により、〝最弱の水曜日〟といわれていたポジションから脱した水曜『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）。しかし、戦力強化が図られたことで、また新たな〝お荷物〟も炙り出されてしまったようだ。

新たな布陣によって存在感を埋没させているのは、レギュラー就任からちょうど1年を迎えたお笑いコンビ『和牛』。2人は高い漫才の実力と旬な人気を買われて加入したが、期待に反し、ロケでもスタジオでも微妙な活躍しか果たせずにいた。

「2人は漫才に関しては高い技術を持っているのですが、大勢でわちゃわちゃとするバラエティーにはあまり慣れていないためか、なかなか見せ場を作ることができずにいました。ただラッキーにも、つるのとブルゾンが『和牛』をはるかに凌ぐ無能だったため、視聴者から『和牛』がお荷物扱いされることはあまりなかったのです。しかし、『阿佐ヶ谷姉妹』という一大戦力の加入、つるの・ブルゾンの追放により、いよいよ『和牛』が矢面に立つ日が来てしまいました」（テレビ雑誌ライター）

現に、最新4月14日の放送は、「和牛」への風当たりの強さを如実に感じさせるものだった。

この日は一同がリモート出演ならではの〝ワイプ芸〟を繰り広げ、『オードリー』春日は番組開始と同時に「川西くーん！」と画面隣の「和牛」に向かって絶叫。しかし、当の「和牛」は至って普通のリアクションで、いきなり温度差を感じさせてしまう。

その後のクイズコーナーでも、「オードリー」は中継出演をいいことに大暴れ。若林が春日の衣装を着たり、春日が上半身裸になって筋トレを始めたりとやりたい放題で、他人の回答順でも「誕生日おめでとう！」と無関係なガヤを入れまくった。「阿佐ヶ谷姉妹」も、正解した喜びの勢い余って頭を打つボケを披露するなど、それぞれが持ち味を生かして番組をけん引。しかし、「和牛」はさしたるボケもしないまま回答を続け、芸人とは思えない不甲斐なさを見せつけてしまった。

オープニングトークでも、この日が誕生日だった水田は「今年中に自分の銅像が立つくらい頑張りたいと思います」とコメントし、場の空気は何とも微妙な〝ややウケ〟ムードに。