中国政府「新型コロナウィルスが流行ってるから犬肉食べるの禁止」と通達 (1/2ページ)
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中国政府は国民に対して、犬肉を食べるのを禁止すると通達した。
中国農業農村部は5月8日までの1ヶ月の間に「国家畜金遺伝資源のリスト(国家畜金遺伝資源目録)」に対する意見を収斂(しゅうれん)させる手続きに乗り出すと発表した。リストには、伝統的な家畜や鳥(家禽)18種と、特殊家畜と鳥13種を明記されている。
このリストに掲載されている動物は「牧畜法」により今後も飼育、販売しても良いが、リストから除外されている動物は野生動物保護法の対象となり販売してはいけない動物になる。
18種の伝統家畜と鳥には牛や水牛、羊、ヤギ、馬、ロバ、ラクダ、兎、鶏、アヒル、ガチョウ、七面鳥、鳩、ウズラなどが書かれており、特殊家畜と鳥13種は赤鹿、トナカイ、アルパカ、ホロホロチョウ、キジ、ジャゴセ、マガモ、ダチョウ、ミンク、シルバーフォックス、ブルーフォックス、アライグマなどが記載されている。
しかしこの中の家畜の項目に「犬」が記載されていない。
これに対して中国農業農村部は「人類の文明の進歩と動物の保護のために大衆の関心や好みに応じて、伝統的家畜から特化され、『ペット』になった」とその背景を説明。
農業農村部の家畜のリスト制定の過程で、4つの原則に立脚して明文化した。最初は人工飼育かということである。リストに載っている家畜は、必ず長期的な人工飼育を通じて飼いならさなければならないというもの。第二は、安全である。優先的に食品の安全だけでなく、公衆の安全と環境安全を確保しなければならないというもの。第三は、中国内の各民族の慣習を尊重。第四は、国際的な慣行などを参照したと説明した。
リストの中にある鹿や牛、馬、鶏などの家畜は飼育の歴史が古いが、犬はこれとは事情が異なる。