夏も近づく「八十八夜」って何?唱歌「茶摘み」と新茶の魅力を紹介! (1/2ページ)

Japaaan

夏も近づく「八十八夜」って何?唱歌「茶摘み」と新茶の魅力を紹介!

♪夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉がしげる
あれに見えるは茶摘みじゃないか
茜襷(あかねだすき)に菅(すげ)の笠……♪

※唱歌「茶摘み(作詞・作曲不詳)」一番より。

子供のころよく唄って、懐かしく感じる方も多いと思います(筆者もその一人です)。

あれに見えるは、茶摘みじゃないか。

日本人が古くから飲み親しんで来た、お茶が摘まれる(収穫される)風景を描写した心のどかな歌詞ですが、ふと疑問を感じた方も少なくないのではないでしょうか。

「ところで、八十八夜って何?」

そこで今回は、この八十八夜について調べたので、紹介したいと思います。

八十八夜=立春から88日目の雑節

結論から先に言うと、八十八夜とは立春(2月4日)からカウントして88日目に当たり、現代では平年で5月2日、閏年(例えば令和二2020年)だと5月1日となります。

(※本来は旧暦=太陰暦がベースでしたが、それだと年によってMAX半月もずれてしまうため、新暦=太陽暦でカウントされています)

普通は八十八夜を過ぎると霜が降りなくなりますが、時おり別れを惜しむような「別れ霜」や、油断し切ったところを襲う「泣き霜」が降りて農作物に甚大な被害を及ぼすことがあるため、霜害への注意を促すために八十八夜という雑節が作られたと言われています。

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