原田美枝子「来て…」、石田えり「モーテル脱ぎ」/迫真「肌着ベッド」総覧(3) (1/2ページ)

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原田美枝子「来て…」、石田えり「モーテル脱ぎ」/迫真「肌着ベッド」総覧(3)

 胸や秘所を包む役割として肌着は存在する。ではあるが、あまりにも豊かなカラダは、肌着の効力すら半減させるかのようであった。

 日本を代表する“爆胸”女優といえば、かたせ梨乃で異存はないだろう。脱いだ映画の傑作は数多いが、松井氏は「肉体の門」(88年、東映)をイチオシする。松井氏によれば、終戦直後、復員兵の渡瀬恒彦に米の飯を食わせてもらい、そのお礼にと男性未体験の体を差し出すという。「ゴワゴワしたシュミーズの肩ヒモを外し」て、こぼれ落ちそうなバストがドーンと飛び出す。「なんとも情緒のあるシーンでした」と振り返る。

 さらにかたせは、出世作となった極妻の4作目「極道の妻たち 最後の戦い」(90年、東映)でも鮮烈な場面を見せている。真っ赤な肌着に身を包み、鼻の下を伸ばした津川雅彦から5億円の金を引っ張り出す。赤い肌着で彩られた肉体は、それだけの価値があるということだ。

 15歳から映画で奔放脱ぎを見せていた原田美枝子は、深作欣二監督の「火宅の人」(86年、東映)でも大サービス。主人公の作家役・緒形拳の不貞相手という役どころだ。不貞旅行先の宿で、肌着姿のまま緒形に愛撫されるという。

「起き上がった原田がスリップを脱ぎ、こらえきれない表情で『もう…こっちへ来てください』と哀願する。あの美胸が映えるさすがの女優魂でした」(秋本氏)

 80年代の「性のシンボル」として脚光を浴びた烏丸せつこは、上向きのバストトップと球体のような、弾力ある胸が魅力だった。

松井氏によれば、映画初主演の「四季・奈津子」(80年、東映)のポスターは、濡れたTシャツが体に貼りついて、胸がくっきり見えたのが印象的だったという。「映画本編では『マノン』(81年、東宝)のラストシーンで、死んだまま佐藤浩市にあおむけに担がれます」とのシーンがあるが、肌着がズレて片方の胸が「ポロンと見えているというシュールな構図でした」と松井氏は回想する。

 烏丸と同時期に豊かなカラダのヌードを競ったのが石田えり(59)。

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