リチウム化合物の市場規模、2025年には135億米ドルへ、CAGRも20.6%で成長すると予測 (1/3ページ)

バリュープレス

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「リチウム化合物の世界市場 - 炭酸リチウム・水酸化リチウム・リチウム濃縮物・リチウム金属・ブチルリチウム・塩化リチウム:2025年までの予測」 (MarketsandMarkets) の販売を5月27日より開始いたしました。

リチウム化合物市場は、2020年の53億米ドルから2025年には135億米ドルに達し、CAGR20.6%で成長すると予測されています。リチウムイオン電池、ガラス・セラミック、ポリマー、潤滑剤などの用途から、リチウム化合物の需要が市場を牽引すると予想されています。

誘導体別では、炭酸リチウム分野が最大のシェアを占める

誘導体別では、炭酸リチウム分野が2019年に最大のシェアを占めています。炭酸リチウムは、金属酸化物の処理に広く使用される炭酸リチウム塩です。これは、ブライン(かん水)から抽出される最初のリチウム化合物であり、生産過程で発生する最初の化合物です。つまり、他のリチウム誘導体の構成要素となります。炭酸リチウムは、ガラス・セラミック、アルミニウム製造、医薬品、リチウムイオン電池など様々な用途に使用されています。また、オーブン用ガラスに使用されるシリカの融点を下げるためにも使用されています。セラミックス用途では、色や光沢を出すために使用されています。リチウムイオン電池用途からの炭酸リチウムの需要が市場を牽引すると予想されています。

リチウムイオン電池が最終用途別市場を支配

最終用途別では、2019年にリチウムイオン電池部門が最大のシェアを占めました。リチウムイオン電池は、ニッケル-カドミウムなどと比較して、単位重量あたりの電力を多く蓄えることができるため、電気自動車分野の必須要素となっています。以前は、ニッケルカドミウムやニッケル水素電池が、コンピュータや携帯電話に使用されていました。しかし、これらの電池エネルギーは、電力効率が悪く、駆動時間も短い上、重量もリチウム電池より重いものでした。リチウムイオン電池は、従来の鉛蓄電池と比較して、エネルギー密度が高く、実行時間が長く、寿命が長いため、現在のエネルギー市場の要望を満たすことができます。

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